今回は前回に引き続きまして、健康七箇条の第一条『しっかり食べる』を解説させていただきます。 前回では、食事、栄養療法の基本は 『食材をなるべく多く、バランスよく食べる』 ことが大切だとお伝えさせていただきました。 人間は単一の要素でできているわけではなくて、さまざまな栄養素の複合的な組み合わせでできているのですから、多くの食材を取り入れるように心がけましょう。 バランスよく食べている食生活ができた上で、気になるところに対して特化したサプリメントを追加するという形で考慮していただくことがよいでしょう、と… もっと読む
第10回 健康ってなんだろう?
11月25日~12月1日は「性の健康週間」です。
性の健康週間は、毎年11月25日から世界エイズデーの12月1日までの一週間、性感染症の理解を深めるために啓発活動が行われます。 性感染症 性行為によって感染する病気が性感染症です。STDとも呼ばれます。 性感染症は無症状や症状が軽くて気が付かないことも多く、いつの間にか 人へうつしてしまう可能性があります。 さらに不妊症の原因や、母子感染を起こして赤ちゃんにも感染する可能性があります。 主な性感染症 病名 症状 潜伏期間 原因・特徴 梅毒(ばいどく) 感染~3か月:赤い痛みのない小さなしこりができる 3か月以上:足… もっと読む
便の色
正常な便の色調は黄土色で、これは胆汁の色と考えられています。 胆汁は肝臓でつくられる消化液で、胆嚢(たんのう)に蓄えられており、食物が消化・吸収される際に分泌されます。 便の色には腸内環境などにより個人差があり、食べたものによっても変化します。 便は食べたものでつくられ、消化管の健康状態を知ることができます。 いつもと違う、おかしいなと感じたら、医療機関を受診しましょう。 👉便の状態で健康チェック へ 👈うんちができるまで へ 健康は「快便」から 一覧へ
インフルエンザの予防接種が始まっています。
冬になるとインフルエンザが流行します。 予防接種(インフルエンザワクチンを接種)しても効果が発揮されるまでには約2週間かかるため、流行前に予防接種をうけましょう。 インフルエンザ インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。 かぜと同じく熱・鼻水・咳などの症状がみられますが、一般的なかぜに比べて急に高熱となり、頭痛や筋肉、関節の痛みなどの全身の症状が強くでます。 感染と流行 感染 人から人へ、咳やくしゃみで飛び散ったインフルエンザウイルスによる飛沫感染です。 流行性があるため、いっ… もっと読む
第9回 歯科衛生士という仕事
信州大学医学部附属病院 歯科口腔外科 高橋 絢 歯科衛生士 『歯科衛生士』という職業についてご紹介させて頂きたいと思います。 歯科衛生士という職業をご存じの方はどれ位いらっしゃるでしょうか? 歯科衛生士の就業人数は平成22年に十万人を超え、医療職の中では看護師・医師・薬剤師に次ぐ人数となっています。意外(?!)に人数の多い職種なのです。 歯科衛生士とは 歯科衛生士の資格は1948年(昭和23年)制定の歯科衛生士法に基づく厚生労働大臣免許の国家資格です。… もっと読む
うんちができるまで
食べたものはお腹の中で消化・吸収されて、便となって排泄されます。 口 ~ 食道 ~ 胃 口から入った食べ物は食道を通り、胃に運ばれます。 胃の中に食べ物が運ばれると、胃壁は蠕動(ぜんどう)運動を開始して胃液を分泌し、食物を分解・殺菌します。 粥状になった食物は小腸へと向かいます。 小腸 ~ 大腸 ~ 肛門 小腸に入った食物は消化・吸収されていきます。 このとき肝臓でつくられて胆嚢(たんのう)に蓄えられていた胆汁と、膵臓から膵液が分泌され消化を助けます。 栄養を吸収された食物のかすは大腸へ運ばれます。 大腸を通りなが… もっと読む
「アンチエイジング・お口の体操・腰痛体操・ツボ押し体験」
2017年11月5日(日)松本市役所 大手事務所2階の市民活動サポートセンターにて、開催いたしました。 テーマは「アンチエイジング・お口の体操・腰痛体操・ツボ押し体験」と目白押しでした。 講座内容 ①血管もピチピチに!アンチエイジング 田中 美樹保健師 「アンチエイジング」と聞くと、一番にクリームなどの基礎化粧品が思い浮かびますね。でも、体の内側から若返るアプローチもあります。それは、血管のアンチエイジングです。 その方法は、高血圧に注意し血管の動脈硬化を予防すること。体内の循環がよくなると、酸素や… もっと読む
11月8日「いい歯の日」です。
いい歯の日は「8020運動」推進の一環、また歯科保健啓発の強化を目的としています。 8020(ハチマルニイマル)運動 「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。 20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、味を楽しみながら食べることができることから、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いが込められています。 日々の歯磨き ~ていねいなブラッシングが重要~ ① 歯に毛先をきちんとあてて磨く ② 小刻みに動かして磨く ③ 軽い力で磨く … もっと読む
「お口とお耳の話」
2017年10月7日(土)松本市役所 大手事務所2階の市民活動サポートセンターにて、開催いたしました。 テーマは「お口とお耳の話」です。 講座内容 ①お口の体操で元気に長生き 宮林 明衣歯科衛生士 参加者の皆さんには、お口の体操や咀嚼力測定ガムを使った体験をしていただきました。体操を行うことで、唾液がよく出て舌がなめらかに動くようになり、飲み込みやすくなる効果があるそうです。さらには、よく噛むことは長生きとも関係があると知り、驚きました。お口をグー・チョキ・パーというように動かす顔面体操、舌を上下や… もっと読む
11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」です。
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が眠っている間に死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。 乳幼児突然死症候群(SIDS)発症リスクを低くするための育児習慣等 厚生労働省ホームページより ◆うつぶせ寝は避ける うつぶせ寝が、あおむけ寝に比べてSIDSの発症率が高いという研究結果がでています。医学上の理由で必要なとき以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせるようにしましょう。 また、赤ちゃんをなるべく一人にしないことや、寝かせ方に対する配慮をすることは、… もっと読む