医良人コラム

健康のため取り過ぎに注意するべき食材の代表「塩」に注目します。     塩は、国内に4300万人もいるとされる「高血圧」と関連が深いためです。 魚や野菜に塩を振りかけると、水分が出てきますね。 塩は水を引き寄せる力があります。 同様に食事で塩分を取り過ぎると、体内に水分を引き寄せます。 水分が増えると血液量も増えます。 心臓はたくさんの血液を送り出すため、強く拍動しなくてはならず、結果として血圧が高くなるのです。     血圧にどのくらいの力があるか、想像してみましょう。… もっと読む

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5月31日は「世界禁煙デー」、5月31日~6月6日の一週間は「禁煙週間」です。 喫煙は生活習慣病の重要な危険因子であり、喫煙者はもちろん、周りの非喫煙者の健康にも影響を及ぼします。 ◆禁煙週間のテーマ2023◆ 「たばこの健康影響を知ろう!~望まない受動喫煙のない社会を目指して~」 喫煙が健康に与える影響は大きい上、受動喫煙の危険性やニコチンの依存性を踏まえると、喫煙習慣は個人の嗜好にとどまらない健康問題であり、生活習慣病を予防する上で、たばこ対策は重要な課題になっています。 長野県では、県民の参加と協… もっと読む

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日本高血圧学会と日本高血圧協会は、高血圧の予防や啓発を目的に毎月17日を「減塩の日」、5月17日を「高血圧の日」と制定しています。 血圧とは、血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力のことです。 血圧は常に変動しており、通常は朝の目覚めとともに上昇し、日中は高く、夜間・睡眠中は低くなります。また、冬は夏より高くなります。 高血圧 血圧が正常より高い場合を高血圧といいます。 *家庭血圧 最高血圧 135mmHg以上 最低血圧 85mmHg以上 高血圧になると血管に常に負担がかかるため、血管の内… もっと読む

医良人コラム

骨粗鬆(しょう)症の患者数は、日本全体で約1300万人もいて8割は女性です。 閉経後に女性ホルモン量の減少に伴い急速に骨密度が低下し、女性は60代の5人に1人、80代の5人に3人が骨粗鬆症になります。 誰もが必要になる骨密度の検査結果の見方を覚えましょう。 骨密度はYAM値という、若い人の平均骨密度を100%とした時に、何%に相当しているかという値で判断します。 YAM値が80%を下回ると黄信号、70%を下回ると赤信号、すなわち骨粗鬆症と診断され、治療投薬の開始が検討されます。 女性のYAM値が80%を下回るのは平… もっと読む

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5月12日は「看護の日」、 5月12日を含む週の日曜日から土曜日までが「看護週間」です。 2023年は5月7日~13日です。   今年のテーマは、”いのちをまもるプロとして。”   高齢社会を支えていくためには、看護の心、助け合いの心を、一人ひとりが分かち合うことが必要です。 こうした「看護の心」「ケアの心」「助け合いの心」が育まれるきっかけとなるよう、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日に看護の日が制定されました。 医療関係者、携わる全ての方へ感謝を込め… もっと読む

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厚生労働省では、子どもの健やかな成長、子どもや家庭を取り巻く環境について、国民全体で考えることを目的に、毎年5月5日のこどもの日から1週間(5月5日~11日)を「児童福祉週間」と定めています。 令和5年度「児童福祉週間」標語 『 小さなて みんなではぐくみ 育ててく 』 出典:厚生労働省ホームページ 厚生労働省 児童福祉週間について   信州メディビトネットも、子ども達の健やかな心身の成長を願って活動しています。 ▶信州健康かるた

医良人コラム

今回は人生百年時代を乗りきるための、体の屋台「骨」を守ってくれるカルシウムと、カルシウムの吸収を促すビタミンDに注目します。   転倒・骨折は、要介護に至る原因の第3位。 その恐ろしさは皆さんも感じていると思います。 寝たきりの主な原因となる大腿骨骨折だけでも、日本全体でなんと年間20万人以上! 今月、私の患者さんも大腿骨骨折で入院される方が続き、とても悲しい気持ちで書いています。 手術をして、数カ月に及ぶリハビリを頑張っても、3人に1人は元通りに歩けなくなるためです。   骨折は、転んだりした… もっと読む

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「98.9g」。   日本人の1日平均果物摂取量です。 100gにわずかに届かず「もう少し」と感じるかもしれませんが、実は全く足りません。1日の果物の摂取目標は200g(可食部)以上です。200gの目安は、リンゴ、ナシ、カキ、モモは各1個、温州ミカン、キウイ、バナナ各2つです。 「一日一個のリンゴで医者いらず」「朝の果物は金」。 野菜と同じく果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、私たち動物の体内ではつくることのできない栄養素が豊富で、がん、高血圧、動脈硬化などの予防効果が認められています。 香りや酸… もっと読む

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寒い日が続いたあと、暖かな日が続き、また寒くなる- 寒暖の差が大きく、花冷えや春の雨が続いたかと思うと、また暖かい日が続いて乾燥したりと、天候の変化が大きいこの時季は体調を崩しやすくなります。 体調がすぐれないときには 無理をせず体を休める、意識的にリラックスする時間をもつなど、体調管理を心がけましょう。 また春の陽射しを感じると軽装になりがちですが、天気予報や外の気温を確認して服装を選びましょう。 基本的な生活リズムを整えましょう   ・食事は規則正しく、バランス良くとりましょう   … もっと読む

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「やさいいいさや~」。   松本地域の方言で、野菜の素晴らしさを表現する回文を作ってみました。   タンパク質・炭水化物・脂質に続く5大栄養素「ビタミン」と「ミネラル」を取るのに最適な食材こそが野菜です。 ◇ 私たち「動物」の体内では作ることができない栄養素を、「植物」の野菜から補う必要があります。   野菜の健康メリットは、食物繊維が豊富、悪玉コレステロールや血圧を下げる、脳卒中やがんを予防するなど数えきれません。   「1日350g以上の野菜を食べよう」この目標をご存じの… もっと読む