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フットケアの日は、糖尿病や末梢動脈疾患(PAD)、閉塞性動脈硬化症(ASO)による足病変の予防・早期発見・早期治療の啓発を目的として制定されました。 末梢動脈疾患(PAD)/閉塞性動脈硬化症(ASO)は、足の動脈が狭くなったり、つまったりして、血液の流れが悪くなることで発症します。 足がしびれる、痛い、冷たいなどの症状があらわれます。 糖尿病の神経障害は最も多い合併症のひとつです。 血糖値が高い状態が続くと、末梢神経の代謝に異常をきたして不要な物質が溜まってしまったり、血管が傷ついて血液の流れが悪くなることで、しび… もっと読む

医良人コラム

前回、血糖値の過去1~2カ月間の平均値を表すHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が重要であり、6.5%を超えると糖尿病の可能性が高いことを覚えました。 この値が6.0~6.4%の人は、将来糖尿病に進行する可能性が高く、正式ではありませんが「糖尿病境界型」や「糖尿病予備軍」と呼ばれています。 日本では糖尿病型と境界型は、それぞれ約1千万人ずついると推計され、境界型の段階で気付いて、早期に対策を始めることが大事になります。   前回、進行した糖尿病でも自覚症状が乏しい例を紹介しましたが、糖尿病の代表的な自覚… もっと読む

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生活習慣病予防に対する意識向上とこれによる健康寿命の伸長を目指すべく、毎年2月は日本生活習慣病予防協会が定める「全国生活習慣病予防月間」です。 生活習慣病とは 生活習慣病は、生活習慣が関与して発症する疾患です。 喫煙、偏った食事、大量の飲酒、運動不足、不十分な休養、ストレス過多等、好ましくない生活の積み重ねによって引き起こされます。 日常の生活習慣の改善が重要です。 ▪▪▪生活習慣病 参考ページ▪▪▪ ○ みんなの健康百科-病気の基礎知識-高血圧症 ○ みんなの健康百科-病気の基礎知識-高脂血症(脂質異常症・中… もっと読む

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日本生活習慣病予防協会が制定する 「一無(いちむ)、二少(にしょう)、三多(さんた)の日」。 ◆一無 「無煙・禁煙の勧め」 無煙・禁煙:タバコは吸わない、喫煙は万病の元 ◆二少 「少食、少酒の勧め」 少食:食事はバランス良く、腹八分目 少酒:お酒はほどほどに ◆三多 「多動、多休、多接の勧め」 多動:身体を活発に動かす 多休:休養をしっかりとる 多接:多くの人や物事に接する創造的な生活 この一無二少三多を意識した生活習慣を実践し、健康に… もっと読む

医良人コラム

先日、健康診断で糖尿病が見つかった方がいました。 50歳のその男性は、ふだん元気に働き自覚症状もありません。 しかし、健康診断の結果、朝の空腹時血糖値が287㎎/dLで、糖尿病の診断基準、空腹時血糖値126㎎/dL以上を大きく上回り、はっきりとした糖尿病でした(下記表参照)。 糖尿病では、もう一つ覚えておくべき重要な検査項目があります。 HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)といい、過去1~2ヶ月間の血糖値の平均値を表します。 血糖値は採血をした瞬間の値です。 満腹時は上がり、空腹時は下がる。 常に変動をしており、… もっと読む

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感染力が強いノロウイルス 一年を通して発生していますが、特に冬場に流行します。 ノロウイルスは手指や食品などを介して感染し、感染すると腹痛や嘔吐、下痢などを引き起こします。 体調管理のほか、手洗いや食品の加熱調理、調理器具の洗浄・消毒等、予防が大切です。 感染の原因 ・ノロウイルスに汚染された食品を食べる(特に牡蠣を含む加熱不十分な二枚貝) ・感染した人が調理などをして汚染された食品を食べる ・感染した人の便や嘔吐に接触したりすることにより二次感染 など 予防 手洗い 調理を行う前、食事の前、トイレに行っ… もっと読む

健康のススメ
24/1/15

体を温める

1月も中旬となり、寒さの厳しい日が続いていますね。 体を温めて、この冬も元気に乗り切りましょう!   血液の主な働き ・全身に酸素や栄養を運ぶ ・二酸化炭素や老廃物を排出させる ・細菌やウイルスから体を守る   体が温かいということは 体は冷えると血管が縮み、縮んだ血管は血液が流れくくなり、血液の循環が悪くなります。 体を温めることで血管が拡がり、血流量が増え、血液の循環が良くなります。 体が温かく、血液の循環が良いと、 ➡免疫力が高まる 風邪などのウイルスが体の中に入ってしまった場合に退治… もっと読む

医良人コラム

梅雨から夏にかけ、熱中症に注意が必要です。 環境省によると熱中症の受診者数は年間30万~40万人にも達し、7月が最も多く、特に正午~午後3時の気温が上昇する時間帯に増加します。 熱中症の主な原因は、若者は運動、中年者は労働環境、高齢者は日常生活環境と年代ごとに異なります。 暑さに加えて気象、環境、行動、健康状態(年齢、体調、持病)なども影響し合います。 発汗で、体内の水分量やミネラルバランスが崩れると、初期には目まい、ふらつき、ほてり、生あくび、こむら返りなどが起こります。 こうした場合は、涼しい場所で体を横に… もっと読む

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献血者が減少しがちな冬期において血液製剤の安定供給を確保するため、厚生労働省、都道府県及び日本赤十字社は、毎年1月1日から2月29日に「はたちの献血」キャンペーンを実施しています。 10代~30代の若い世代の献血者数は、この10年間で約31%も減少しています。 このまま減少が進んでいくと、血液製剤の安定供給に支障をきたす恐れがあります。 献血は身近でできる大きな社会貢献。 この機会に献血に行ってみませんか? 令和6年キャッチコピー 「その一歩が、だれかの一生になる。はたちの献血」   なぜ献血が… もっと読む

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日に日に寒さが増し、すっかり冬本番。 ゆっくりお風呂につかって温まりたい ― 寒い日の入浴は「ヒートショック」に注意が必要です。 ヒートショックとは ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急な温度の変化が体に与えるショックのことです。 急な温度の変化を体が感じることで血圧が変動し、心臓や血管に大きな負担がかかります。 寒い冬場はヒートショックに特に注意が必要で、入浴時に起こりやすいことが知られています。 急な温度変化 例えば、寒い日の入浴時 <温> 暖房の効いた暖かい部屋で過ごす ↓ <… もっと読む