網膜の日は、網膜色素変性症をはじめ、緑内障、糖尿病網膜症など、さまざまな網膜の病気についての理解を深め、そうした疾患を抱える人たちとともに生きる社会づくりを考えていくため、今年2017年から制定されました。 網膜とは 網膜とは、眼の奥にある光を感じる膜です。 眼球の内側をおおう膜で、角膜から入ってきた光を感じて像を結ぶ、カメラでいえばフィルムにあたり、光の強さ、色、形など光の情報を識別する視覚細胞があり、ここで受けた視覚情報が脳に送られます。 網膜の病気になると ・ゆがんで見える ・視野の中心が黒く曇る ・目がぼや… もっと読む
睡眠のメカニズム
睡眠 夜、体温が下がり始めると眠気が生じ、眠りに入ります。 眠りは、深い眠りの「ノンレム睡眠」と、浅い眠りの「レム睡眠」から成り立っています。 眠りにつくと、まずノンレム睡眠があらわれ、次にレム睡眠へと移行します。この2種類の睡眠が約90分周期で、一晩に数回繰り返されます。 ノンレム睡眠 脳がゆっくり休んでいて、なかなか目覚めない深い眠りです。 からだの成長や組織の修復、免疫力の維持などに関係しています。 夢はほとんどみません。 レム睡眠 からだは休んでいるけれど脳は働いているという、目覚めやすい浅い… もっと読む
9月24~30日は「結核予防週間」です。
出典:厚生労働省ホームページ 厚生労働省では、毎年9月24日~30日を「結核予防週間」として、結核予防に関する普及啓発を行っています。 結核 結核は「結核菌」よって起こる感染症で、空気感染により感染します。 肺に感染を起こすことが最も多く(肺結核)、肺以外にも、リンパ節や骨などにも病巣を作ることがあります。 感染初期には症状がほとんどなく、次第にせきやたん、発熱(微熱)などかぜのような症状が出てきます。 ※空気感染:発病している人がせきやくしゃみをして菌が空気中に漂い、それを他の人が吸い込むことにより感染する。 … もっと読む
季節の変り目、体調を崩さないように気をつけましょう。
9月に入って涼しい日が多くなりました。 昼間は暑くても夜になるとめっきり涼しい。逆に夜半までは暑くて寝苦しかったのに 朝方になると冷え込むなど、気温の変化が大きくなっています。 雨が降る日も多い時期でもあり、冷え込んで寒い日もあります。 また、夏の疲れが出てくるなど、 この季節の変わり目は体調を崩しやすい時期といえます。 もう一度基本的な生活リズムを見直すことが大切です。 ・食事は規則正しく、バランス良くとりましょう ・適度に体を動かしましょう … もっと読む
第7回 患者さんとのコミュニケーションの重要性
安曇野赤十字病院 名誉院長 整形外科 澤海明人 医師 これまで長年背骨の病気を中心として整形外科の診療を続けてまいりました。 最近は各種メディアやインターネットを通じて様々な情報があふれており、一昔前と比較すると医療の知識を持った患者さんがずいぶん増えたように感じます。 ただそれが本当に正確な知識かどうかは疑問もあります。 「3時間待ちの3分間診療」と言われた時代に比較すると、診療所(開業医)と病院の役割分担と協力体制を進めることで、病院の外来の患者さんの数はかなり減りました。その結果、以前よりは一人… もっと読む
9月9日は「救急の日」です。
9月9日は「救急の日」、 9月3日~9日は「救急医療週間」です。 救急業務及び救急医療に対する正しい理解と認識を深めるとともに、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に、昭和57年(1982年)に定められました。 心肺蘇生 応急手当は、突然おこった病気やけがに対して、病気やケガが重くならないようにその場に居合わせた人が手当をすることです。 呼びかけに反応がなく、呼吸がない人は心臓が停止(心停止)している可能性があります。心臓や呼吸が止まってしまった人を救うための胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸を行うことを心… もっと読む
野菜を1日 350g 食べよう
野菜の1日あたりの摂取目標量は「350g」以上です。(厚生労働省 健康日本21より) 小皿1皿分の野菜量を70gとして、 1食1皿以上、1日5皿分を食べることを目指しましょう。 70g おおよその目安 調理や食べ方の工夫例 野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が含まれ、体の調子を整えています。 参考 ○ 医良人コラム 第11回 健康ってなんだろう? 信州メディビトネット健康七箇条 第一条『しっかり食べる③』
9月は「健康増進普及月間」です。
統一標語 1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ ~健康寿命の延伸~ 社会や生活環境の変化等に伴って、生活習慣病が増加しています。 生活習慣病予防のために、運動やバランスのとれた食生活、禁煙など、この機会に生活習慣を見直してみましょう 。 減らそう塩分 塩分をとり過ぎると体内に水分が蓄積し、血流量を増加させ、血圧が上昇します。 まずは今より薄味を心がけてみましょう。 ・しょうゆやソース等は直接かけずにつける ・麺類の汁は全部飲まないようにする ・減塩調味料や減塩食品を上手に利用する 増やそう… もっと読む
第6回 健康七箇条…の前の確認作業 後編
『敵を知り己を知れば、百戦危うからず』 孫子 健康について考える際には、 『健康に悪影響をするもの=敵』 『自分=己』 について、それぞれ『確認作業』をしましょうとお伝えしてきました。 前編、中篇につづいて、今回が確認作業の3回目、後編です。 前編は、健康についての『敵』について解説をさせていただきました。 今回は、中篇は引き続きまして、『己』について確認をしていきましょう。 『己=自分』を知るために確認をする項目は、 ① 年齢 ② 体型 ③ 体質 ④ 性別 ⑤ 持病の有無 ⑥ 目的 でしたね。 ①②までは、中篇で… もっと読む
減らそう塩分
塩の体での主なはたらき 塩は体の中で重要なはたらきをしています。 ・体液の塩分濃度を調整 ・消化液の成分、消化吸収を助ける ・筋肉を収縮させる働きを助ける ・脳に刺激を伝達する でも、塩分を摂り過ぎると 塩分をとり過ぎると体内に水分が蓄積し、血流量を増加させ、血圧が上昇します。 この血圧が高い状態が続くと、高血圧症、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こしやすくなります。 一日の摂取目標値 男性:8.0g/日未満 女性:7.0g/日未満 (厚生労働省 2015年版より) 減塩のコツ ・調味料は味をみてから使いましょう… もっと読む