医良人コラム

明けましておめでとうございます。 皆さん、新年の目標は立てましたか? 「目標」という言葉は、健康づくりでもよく使われます。 高血圧、糖尿病、脂質異常症で、かかりつけ医療機関に受診されていらっしゃる方は、受診時に「達成目標」や「行動目標」を医師と相談していると思います。 具体的には「4カ月後に1㎏体重を減らすことを達成目標にしましょう」や、そのために「夜20時以降は食事を控える」という行動目標です。 健康づくりは継続することが最も大切ですので、4カ月でマイナス3㎏という厳しい目標よりも、4ヵ月ごとに1㎏ずつ1年間… もっと読む

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腰痛は、日本人が一番多く自覚する症状のため、全員が医療機関を受診する必要はありません。 しかし、中には重篤な病気が隠れていることがあります。 それは、悪性腫瘍や感染症、骨折、内臓や大動脈などの血管が原因となっている腰痛です。 同じコーナーのコラム「動いて健やかに」の執筆者・谷川浩隆先生も、これらの病気による腰痛の可能性を疑うサインを「レッドフラッグ 赤い旗」と呼び注意喚起をしています。 代表的なサインは、夜間やじっとしていても痛む、体重減少や発熱を伴う、胸も痛い、高齢者などです。 医療機関に相談してください。 … もっと読む

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2022年度の国民生活基礎調査の結果によると、病気やけがで体になにかしらの自覚症状がある人のうち、最も多い症状は「腰痛」でした。 生涯で腰痛を自覚したことのある人は83.4%に及び、その内4人に1人は痛みのため仕事を休んだことがあるというデータもあります。 腰痛のための医療費や薬剤費、仕事を休むことなどによる経済損失を合算すると、日本だけで年間数兆円に及ぶと推計されます。 少しでも自分でできるケアや対策を考えたいですね。 「からだの要」の腰の付近は、脊椎(骨)、骨膜、椎間板、椎間関節、仙腸関節、神経、筋、筋… もっと読む

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患者さんから「いきいき百歳体操に通っている」と聞きました。 ご存知の方や既に実践されている方も多いと思いますが、私は名前を知っている程度だったので調べてみました。 いきいき百歳体操は、2002年に高知市が考案した体操。 安全ですぐに始められ、介護予防効果が実証されている運動として全国各地に広まっています。 また地域の特色を取り入れたオリジナルの百歳体操も多数考案され、私の住む松本市版は「アルプス一万尺」が伴奏曲です。 松本市版の特徴の一つは筋力運動です。 椅子を使いながら手首や足首に重りを着け、音楽に合わせてゆ… もっと読む

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健康標語「信州メディビトネット健康七箇条第二条」の「楽しく運動を続ける」という活動が続いていますが、患者さんや町会の方々と話をしていると、運動に関しての知識や習慣が広がっていると感じます。 90歳代の患者さんからは、しばしば運動やオリジナルの体操をしていると聞きました。 朝、目が覚めたら10分ほど、布団の中で横になったままでできる体操をして、体を目覚めさせてから動き出すという方もいます。 92歳の女性は毎日ダンベルを使って運動しているといい、力こぶを出した腕を触らせてくれました。 98歳のつえ歩行の1人… もっと読む

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前回、敬老の日にちなんで元気な100歳の生活を紹介しました。 一方、10年近く前から騒がれていた「2025年問題」の当年も残りわずかです。 2025年問題とは、人口の割合が多い団塊世代が75歳以上となるため、今後の医療・介護体制の維持が危ぐされる社会問題です。 75歳の皆さんに、「ぜひ元気な100歳健康長寿を目指しましょう」と呼びかけると、「まだ25年もある。そんな体力ないよ~」という声が聞こえてきそうです。 本コラムでは、高齢化時代には病気予防と同じくらい、介護予防の礎となる「体力」が重要であることを伝えてき… もっと読む

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毎年、9月15日の「敬老の日」に合わせて、厚生労働省が100歳を迎えた方の長寿を祝して表彰をします。 今年、100歳になられた方は、全国でなんと5万2310人もいました。 100歳以上の総人数は、9万9763人で、前年より4644人も増えており、近い将来10万人を超える見通しです。 100歳以上の人数は、表彰が始まった1963年には全国で153人だけでしたが、81年に千人を超え、98年に1万人、2012年に5万人を突破。 55年連続で増え続けています。 まさに「人生100年時代」が現実となりました。 こ… もっと読む

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先日、本コラムの経口補水液の記事を読んだ患者さんが、ご自身のエピソードを聞かせてくれました。 小学校の教頭先生であるその方は、ある日、来客を迎えるために校門前で待っていたそうです。 まだ午前9時頃でしたが、とても暑い日で、汗が出るため、熱中症対策として水を飲んだり、塩分タブレットを食べたりして予防していました。 その後、体調は問題なく、昼食も食べました。 ところが午後3時頃、突然両足がけいれんして痛くて動くことができなくなりました。 同僚の先生に、職員室の冷蔵庫にストックしていた経口補水液を持ってきてもらって飲… もっと読む

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前回、経口補水液は、消費者庁から病者用食品として認可を受け、脱水症状の方が「治療」目的に飲むものであって、まだ症状のない段階で「予防」目的に飲むものではないとお伝えしました。 それでは、実際にどのタイミングで飲めばよいのでしょうか?。 経口補水液は、軽度から中等度の脱水症に対して使用できるとされます。 嘔吐や下痢、または暑い環境下や運動などで大量に汗をかいて、水分や塩分が失われると体は脱水状態に陥ります。 その程度は、元の体重からどれだけ体重が減ったかの減少率で分類します。 しかし、正確な元の体重がわからないこ… もっと読む

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信州も猛暑、酷暑が続き、皆さんも熱中症(87回参照)対策を心がけていると思います。 暑熱環境や運動によって汗をかいた際に水分を補給する「経口補水液」の最近の話題を紹介します。 経口補水液の普及は、世界保健機関(WHO)がコレラなどによる激しい下痢で、脱水症になった際に、全ての人に静脈点滴を行うことは困難であるため、口から飲む「経口補水療法」を提唱したことが始まりです。 研究の結果、ナトリウムと糖分をある濃度比率にすると小腸での水分吸収率・吸収速度が最も高くなる配合を解明。 その後、日本人向けに改良され、現在では「軽… もっと読む