医良人コラム

前回に続き、数ある病気を「重要度」と「頻度」の四象限に分ける整理を続けます。     C・D群は、重要度(命や要介護に関わる病気)の低い病気群です。 大半がここに含まれます。 誤解を恐れずにC・D群との接し方をお伝えします。 ①なった時に考える ②なった時は、医療者に相談する ③A群を忘れない ④悩み過ぎない です。それぞれ解説します。 ー①まだ患っていないさまざまな病気の情報収集は賢明とはいえません。 何をするかと同様に、何をしないかを考えることも重要です。 健康知識を増やしすぎて情報… もっと読む

ニュース

寒い日が続いたあと、暖かな日が続き、また寒くなる- 寒暖の差が大きく、花冷えや春の雨が続いたかと思うと、また暖かい日が続いて乾燥したりと、天候の変化が大きいこの時季は体調を崩しやすくなります。 体調がすぐれないときには 無理をせず体を休める、意識的にリラックスする時間をもつなど、体調管理を心がけましょう。 また春の陽射しを感じると軽装になりがちですが、天気予報や外の気温を確認して服装を選びましょう。 基本的な生活リズムを整えましょう   ・食事は規則正しく、バランス良くとりましょう   … もっと読む

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毎年4月2日は国連が定める「世界自閉症啓発デー」、 4月2日~8日は「発達障害啓発週間」です。 自閉症をはじめとする発達障害について、理解を深めるための啓発活動が行われています。 ○世界自閉症啓発デー 日本実行委員会 公式サイト http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/ 発達障害 発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害で、病気ではありません。 脳の発達の違いから、コミュニケーションや対人関係をつくることや新しいことを学習することなどを不得意とし… もっと読む

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睡眠健康への意識を高めることを目的に、睡眠健康推進機構と日本睡眠学会により年に2回「睡眠の日」を制定しています。 ★春の睡眠の日 3月18日 ★秋の睡眠の日 9月 3日 あわせて睡眠の日の前後1週間を「睡眠健康週間」としています。 ・春の睡眠健康週間 3月11日~3月25日 ・秋の睡眠健康週間 8月27日~9月10日 睡眠には、心身の疲労を回復する働きがあります。 睡眠時間の不足や、ぐっすり眠れないなど睡眠の質が悪化すると、からだやこころが休息・回復できず、生活習慣病のリスクが高まるなど健康への影響や、集中… もっと読む

健康のススメ

新型コロナウイルス対策としての”新しい日常”も3年目に入りました。 3密や人との接触を避けるために、ステイホームやリモートワークで家で過ごす時間が長くなったのではないでしょうか。 コロナ以前とは、生活スタイルも、世の中も、大きく変わった今。 ”新しい健康生活”を始めてみませんか? 新・健康生活のススメ① 運動 毎日プラス10分の身体活動を! 移動時の早歩き、料理や掃除、庭いじりなど、日常生活の中でからだの動きを増やしましょう。 人との距離に注意して、河川敷や公園などを散歩するのもよいでしょう。 座りっぱなし… もっと読む

医良人コラム

  「敵を知り己を知れば百戦危うからず 孫子」。 今回から、健康づくりの「敵」を確認します。 健康づくりの的は、私たちの健康を損なう「病気」です。 しかし一言に病気といっても、数は数え切れず、健康法も掃いて捨てるほどあります。 大切なことを見定めるために「整理」から始めましょう。 病気を四象限に区分けして整理します。 縦軸に病気の重要度、横軸は頻度です。 重要な病気とは、がんなどの命に関わる病気や、脳梗塞などの寝たきり、要介護につながる病気です。 Aは頻度も多く、命に関わる重要度の高い病気… もっと読む

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「世界緑内障週間」は、世界緑内障連盟と世界緑内障患者連盟による、緑内障を多くの方に知ってもらい、緑内障の早期発見につなげる取り組みです。 「慢性緑内障」は 日本での失明原因の第1位! 緑内障とは、視野が狭くなったり、部分的に見えない部分がでてきたりする視野の障害を起こす病気です。 病気による失明原因の第1位であり、介護が必要になる原因としても挙げられます。 40歳以上の20人に1人が緑内障と言われていますが、ほとんどの人はかなり進行するまで自覚症状がないため、緑内障患者のうち1割~2割しか治療を受けてないと… もっと読む

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女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援するため、厚生労働省は毎年3月1日~8日を「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。 ○ 厚生労働省 女性の健康づくり ○ 厚生労働省 女性の健康についての情報提供サイト 「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ」 女性ホルモン 女性の身体に深く関係しているのが女性ホルモンです。 思春期から更年期まで、およそ一ヶ月単位の一定の周期によって卵巣から分泌され、40歳代後半から50歳代の更年期に急激に減少して… もっと読む

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日本アレルギー協会は2月20日をアレルギーの日と定め、その前後一週間 2月17日~23日をアレルギー週間としてアレルギーに関する啓発活動を行っています。 アレルギーとは 自分の体の成分と違うもの(例:ウイルス、細菌、花粉など)が体の中に入ってくると、体は異物として認識して排除しようとします。この仕組みが「免疫」です。 この異物に対して反応する際に、過剰に反応して自分の体を傷つけてしまうのが「アレルギー反応」です。 アレルギー反応を起こす原因となる物質を「アレルゲン」と呼びます。 (参考)アレルゲンになり得るもの… もっと読む

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フットケアの日は、糖尿病や末梢動脈疾患(PAD)、閉塞性動脈硬化症(ASO)による足病変の予防・早期発見・早期治療の啓発を目的として制定されました。 末梢動脈疾患(PAD)/閉塞性動脈硬化症(ASO)は、足の動脈が狭くなったり、つまったりして、血液の流れが悪くなることで発症します。 足がしびれる、痛い、冷たいなどの症状があらわれます。 糖尿病の神経障害は最も多い合併症のひとつです。 血糖値が高い状態が続くと、末梢神経の代謝に異常をきたして不要な物質が溜まってしまったり、血管が傷ついて血液の流れが悪くなることで、しび… もっと読む