コロナ下での”新しい日常”で意識したい6つのことを順番にお伝えしています。 今回のテーマは「睡眠」です。 新・健康生活のススメ⑤ 睡眠 良い環境づくりで、質の良い睡眠を目指しましょう 健康な心身を維持するためには、質の良い睡眠も欠かせません。 睡眠前には、部屋の明るさや温度、寝具などの睡眠環境を整えて、体も心もリラックスした状態で快適な眠りへの準備をしましょう。 快適な睡眠を得るために ・寝る直前に食事をすると、寝ている間も消化活動をしなければならないため睡眠の質が下がってしまいます。お酒も睡眠の質を下げる… もっと読む
第54回 未来予測「黄色」で止める
患者さんから「先生のコラムにはよく生活習慣病が出てくるけど、どう悪さするんだい?」と質問をいただきました。 ◇ そこで、「生活習慣」から「死亡、要介護」へ至る流れを可視化してみました。 図の上から下に病気は進行していきます。 ◇ ◇ 厚生労働省は生活習慣病を「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、発症・進行に関与する疾患群」と定義しています。 具体的に歯、オレンジ色で囲んだ欄の高血圧、糖尿病、脂質異常症などが代表です。 ◇ ポイントは生活習慣病の段階では、まだ痛くもかゆくもないことです。 … もっと読む
夏場におこる食中毒に注意しましょう!
気温や湿度が高くなるこの時期は、細菌による食中毒が起きやすくなります。 食品の扱いや調理方法などに注意して、食中毒予防に努めましょう! 食中毒 食中毒とは、細菌やウイルスが付着した食品や有毒・有害な物質が含まれた食品を食べることによって、腹痛・下痢・発熱などが起こる病気です。 生の肉や魚には、食中毒の原因となる細菌がついていることがあります。 また、手を十分に洗わないで調理をすると、手についていた細菌が食品にうつり食中毒が起こることがあります。 食品の購入から低温保存や加熱調理、手洗いをしっかり行い、食中… もっと読む
第53回 健康づくり、知ることから
死因と要介護の原因をさらに分析します。 死因は上位12位までの合計割合が全体の79.1%、要介護の原因は12位まで合わせると90.1%をも占めています。 これらが、以前にも紹介した「重要度が高く頻度も多い」病気なのです。 既にお気付きと思いますが、死因と要介護の原因を見比べると多くの病気が重なっています。 重なりを除くと16の病気群しかありません。 幾千もある病気の、わずか16の病気群が、死因や要介護の原因の80~90%を占めているのです。 衝撃的な割合です。 健康づくりを富士登山に例えて説明します。 富士… もっと読む
7月は「愛の血液助け合い運動」月間です。
多くの患者さんの病気やけがの治療に使われている血液製剤は、献血で提供いただいた血液からつくられています。 血液は、人工的に造ることができず、長い間保存することもできません。 また、献血者の健康を守るため、1人あたりの年間の献血回数や献血量には上限があります。 そのため、安定的に血液製剤を届けるためには、日々多くの方の協力が欠かせません。 出典:厚生労働省ホームページ 献血の種類と主な採血基準 ◆全血献血:血液中のすべての成分を献血する方法です。 ◆成分献血:成分採血装置を使用して血小板や血漿だけを献血する方… もっと読む
新・健康生活のススメ④飲酒
コロナ下での”新しい日常”で意識したい6つのことを順番にお伝えしています。 今回のテーマは「飲酒」です。 新・健康生活のススメ④ 飲酒 飲酒に伴うからだへの健康影響を知りましょう 適量のお酒は気分をリラックスさせたり、血管を広げて血液の流れをよくする効果があります。 しかし、飲み過ぎて気分が悪くなったり、多飲が習慣化している場合には、からだに深刻な影響を及ぼします。 お酒と病気 過度な飲酒は生活習慣病をはじめ、さまざまな病気の原因となります。 ・高血圧症 ・中性脂肪の増加 ・高尿酸血症・痛風 ・糖尿病 ・膵… もっと読む
熱中症の予防はできていますか?
早くも梅雨明けが宣言され、30度越えの真夏日や猛暑日予報が続きます! 今年も熱中症に気をつけながら、マスクと上手に付き合うことが重要です。 夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。 ○ 健康のススメ-「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント 熱中症が発生しやすい条件 ・気温が高い、湿度が高い、風がない、日差しが強い、急に暑くなった日… もっと読む
梅雨の季節-熱中症にご注意を!!
最近、全国各地での熱中症発生のニュースが見られます。 梅雨に入り 蒸し暑さを感じるこの時期、熱中症に要注意です! 急に気温が上がり、体が暑さになれていないために体温調節がうまくできず、また湿度が高いために汗が蒸発しにくく、体に熱がこもりやすくなります。 夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。 屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。 ○ 健康のススメ-「新しい生活様式」における熱中症予防… もっと読む
第52回 生活習慣と関連「認知症」
今回は、前回の「死因」と並んで、私たちの健康を脅かす大敵である「要介護の原因」の姿を明らかにします。 表は、要介護認定を受けている人数と、原因となった疾患上位です。 2019年12月時点で、要介護者は約480万人、要支援者までを合わせると669万人が介護保険の認定を受けています。 認定者数は毎年10~15万人ずつ増加しています。 対策を考えるために要因を分析します。 今回も赤色が生活習慣病に関する病気、黄色は体力低下に関わる項目です。 第1位は認知症です。 認知症は生活習慣病と深… もっと読む
6月は「リウマチ月間」です。
日本リウマチ財団は、毎年6月を「リウマチ月間」とし、リウマチの正しい知識やリウマチ性疾患に関する認識を深めるための啓発活動を行っています。 梅雨の時期は、関節リウマチの症状が悪化することが多いといわれています。 リウマチとは リウマチは関節や関節周囲の骨、筋肉などに、痛みや腫れ、こわばりが起きる疾患です。 もっとも多い関節リウマチは、関節に炎症が続くと骨が徐々に破壊され、関節が変形し、日常生活に支障をきたすようになります。 30〜50代の女性に多くみられます。 朝のこわばり 朝のこわばりは関節リウマチの最も… もっと読む