健康のススメ

歩くことは、足腰の強化や気分転換はもちろんのこと、生活習慣病の予防やストレス解消などにもつながります。 気候の良い今の時期に、無理のない範囲で、積極的に外を歩いてみましょう!   いつもの歩き方から、リズムを変えて歩いてみましょう 無理のない範囲で、いつもの歩き方から、リズムを変えて歩いてみましょう。 大股で歩く 背筋を伸ばして、いつもよりも歩幅を大きくして歩いてみましょう。 下半身の筋肉に働きかけます。   腕を振って歩く 背筋を伸ばして、腕を大きく振って歩いてみましょう。 上半身の筋肉に… もっと読む

医良人コラム

前回からの続きです。 2型糖尿病の「インスリン抵抗型」は、インスリンの血糖を下げる作用に抵抗する環境が体内に生まれた人たちです。 インスリンは分泌されているのですが、効果が弱まっているため血糖値が下がりづらくなり、糖尿病を発症するタイプです。 原因は、肥満と過食でしたね(93回参照)。 脂肪細胞からインスリンの働きに抵抗する物質がつくられるためと、高血糖が続くことで「糖毒性」と呼ばれるインスリンの効果が低下した状態になるからです。 高血糖が続いている糖尿病の方の治療を開始し、数週間、血糖値の良い状態が続くと、さ… もっと読む

健康のススメ

暖かい春を迎え、これから夏に向けて外で過ごす時間も増えてくるかと思います。 そこで、気になるのが「紫外線」。   紫外線は、骨や歯の発育にかかせないカルシウムの吸収や調整をおこなうビタミンDを体内でつくる手助けをしています。 また殺菌効果もあることから日光消毒とも言われ、洗濯物や布団干しなど生活に取り入れられています。 しかし、紫外線の浴びすぎは、日焼け、しわ、シミ等の原因となるだけでなく、長年紫外線を浴び続けていると、時には皮膚がんや白内障等を引き起こすことがあります。 最適な紫外線量には個人差がありま… もっと読む

医良人コラム

1型糖尿病の発症原因は、自己免疫説が有力です。 ある日、自分の体内で自分の膵臓を攻撃してしまう「自己抗体」がつくられるようになってしまいます。 なぜ自己抗体をつくるようになるのかは、まだ分かっていませんが、発熱などの風邪症状の後に1型糖尿病を発症する人がいるため、ウイルス感染症が一つのきっかけと考えられています。 ウイルス自体が膵臓を攻撃することもあれば、風邪のウイルスをやっつけるためにつくられた抗体が、間違って膵臓を攻撃してしまうと推測されています。 思春期に発症する人も多く、インスリンが枯渇するため、生涯にわた… もっと読む

ニュース

毎年4月2日は国連が定める「世界自閉症啓発デー」、 4月2日~8日は「発達障害啓発週間」です。 自閉症をはじめとする発達障害について、理解を深めるための啓発活動が行われています。 ○世界自閉症啓発デー 日本実行委員会 公式サイト http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/ 発達障害 発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害で、病気ではありません。 脳の発達の違いから、コミュニケーションや対人関係をつくることや新しいことを学習することなどを不得意とし… もっと読む

医良人コラム

「糖尿病」という名称が変わるかもしれません。 尿に糖が出なくても血糖値が高い糖尿病の方もいるため、病態を正確に表していないという意見や、患者さんアンケートで病名に「尿」という排せつ物が含まれている点、怠惰な生活をしていると誤解されがちな負のイメージを持たれやすいーなどの意見を基に議論が始まったところです。 糖尿病の原因は大きく5つあり ①1型糖尿病 ②2型糖尿病(インスリン分泌低下型) ③2型糖尿病(インスリン抵抗型) ④膵臓手術後や他の疾患の影響による糖尿病 ⑤妊娠糖尿病です。   ④⑤の解説は省略… もっと読む

健康のススメ

旬(しゅん) 食べ物にはいちばんおいしくて栄養価も高い時期、旬があります。 旬の食べ物には、その季節に必要としている栄養素を多く含んでおり、夏なら体を冷やし、冬なら体を温めるというように、体に働きかけてくれるものがたくさんあります。 また食事に取り入れることで、季節も楽しめます。 春が旬の野菜 春の野菜に多く含まれるビタミン類は、代謝の促進や疲労の回復などに効果的です。 芽ものの野菜が多く見られます。 ・グリーンアスパラガス ・山菜:うど、ふき、たらの芽、わらびなど ・スナップエンドウ ・たけのこ ・菜の花 ・… もっと読む

ニュース

睡眠健康への意識を高めることを目的に、睡眠健康推進機構と日本睡眠学会により年に2回「睡眠の日」を制定しています。 ★春の睡眠の日 3月18日 ★秋の睡眠の日 9月 3日 あわせて睡眠の日の前後1週間を「睡眠健康週間」としています。 ・春の睡眠健康週間 3月11日~3月25日 ・秋の睡眠健康週間 8月27日~9月10日   睡眠には、心身の疲労を回復する働きがあります。 睡眠時間の不足や、ぐっすり眠れないなど睡眠の質が悪化すると、からだやこころが休息・回復できず、生活習慣病のリスクが高まるなど健康へ… もっと読む

医良人コラム

食事の他にも血糖値を上げる強力な伏兵がいます。 「間食」です。 朝食後のひと仕事を終えて、「さて一服」と、菓子を食べると、食後の血糖値が下がりきる前に再上昇し、昼食を食べるとさらに上がります。 食後の休憩中に友達が遊びに来て、おしゃべりをしながら、おやつをつまむと血糖値はまたまた一段と高くなり、家族で夕食を囲んだ後に、テレビを見ながらとどめの夜食を食べる頃には、血糖値は最高値に達します。     この事象には、もう一つ大事なポイントが隠れています。 糖尿病の人は健康な人に比べると、膵臓の働きが低… もっと読む

ニュース

「世界緑内障週間」は、世界緑内障連盟と世界緑内障患者連盟による、緑内障を多くの方に知ってもらい、緑内障の早期発見につなげる取り組みです。 「慢性緑内障」は 日本での失明原因の第1位! 緑内障とは、視野が狭くなったり、部分的に見えない部分がでてきたりする視野の障害を起こす病気です。 病気による失明原因の第1位であり、介護が必要になる原因としても挙げられます。 40歳以上の20人に1人が緑内障と言われていますが、ほとんどの人はかなり進行するまで自覚症状がないため、緑内障患者のうち1割~2割しか治療を受けてないと… もっと読む