出典:厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eizu/ 世界エイズデー(World AIDS Day:12月1日)は、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。 令和5年度世界エイズデー キャンペーンテーマ 「あなたが変わればエイズのイメージが変わる。UPDATE HIV!」 今年度のキャンペー… もっと読む
第84回 社会全体で健康づくり
昔、アメリカのハンバーガー店の経営者に「なぜ味を濃くするの?」と尋ねたところ、「清涼飲料水が売れるようになるから」と答えたそうです。 資本主義経済の競争の中では、顧客の健康よりも経営が優先されることはしばしばあります。 日本でも、外食店や弁当、加工食品など、味が濃い商品が多いのが現状です。 「濃い味対策」に取り組んでいる先進的な事業者も増えていますが、売り上げへの影響を心配して、踏み出せない事業者も多いと思われます。 イギリスの場合です。 主食のパン生地には塩が練り込まれます。 調査の結… もっと読む
11月15日「世界COPDデー」です。
11月15日は「世界COPDデー」です。 慢性閉塞性肺疾患(COPD)への注意を喚起するため、世界中でさまざまな活動が実施されます。 慢性閉塞性肺疾患(COPD) 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、肺に慢性の炎症が起きて 肺胞が破壊されたり、気管支が細くなって、息苦しさや咳、たんなどの症状が続く病気です。 原因の90%以上は喫煙と考えられており、中高年に発症する生活習慣病といえます。 ○病気の基礎知識ー慢性閉塞性肺疾患(COPD) 「禁煙」が一番の予防です 一度破壊された肺胞はもとの健康な肺に戻… もっと読む
11月8日「いい歯の日」です。
11月8日はいい歯の日、「い(1)い(1)歯(8)」の語呂合わせです。 日本歯科医師会が1993年(平成5年)に制定しました。 8020(ハチマルニイマル)運動 「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。 20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、味を楽しみながら食べることができることから、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いが込められています。 →Let’s8020 情報サイト 8020推進財団 (外部サイトへ) 日々の歯磨き ~て… もっと読む
第83回 血圧と脳卒中の関係から
「ハイリスクアプローチ」と「ポピュレーションアプローチ」という言葉をご存じですか? 血圧と脳卒中の関係を例に解説します。 ハイリスクアプローチは、高血圧で脳卒中を起こす危険度が高い(ハイリスク)人に、個別に指導や投薬をして予防する対策。 一方、ポピュレーションアプローチは「住民・人口」を意味するポピュレーションという単語が使われている通り、住民全体への集団対策になります。 私が患者さんと1対1で高血圧診療を行うのがハイリスクアプローチ。 本コラムを書いたり、「信州健康かるた大会」を開催したりするのがポ… もっと読む
10月15日~21日は「長野県 がんと向き合う週間」です。
10月15日からの一週間は、 長野県がん対策推進条例に定める「がんと向き合う週間」です。 参考リンク 長野県「がん検診の受診方法」 10月は「がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間」 キャッチフレーズ 「がん検診 愛する家族への 贈りもの」 厚生労働省ホームページより引用 がんは、日本において昭和56年より死因の第1位となり、現在では、年間37万人以上の国民ががんで死亡しており、これは、3人に1人が"がん"によって亡くなっていることになります。 医学の進歩等により、がんは、現在、約… もっと読む
10月は「体力つくり強調月間」です。
10月は「体力つくり強調月間」です。 体力つくり国民運動は、昭和39年(1964年)のオリンピック東京大会を契機として、「国民の健康・体力増強対策について」が閣議決定されたことに始まります。 昭和44年度(1969年度)から毎年10月に体力つくり強調月間が設けられ、体力つくりへの取り組みを日常生活に定着させることを目的としています。 出典:文部科学省 スポーツ庁ホームページ(http://www.mext.go.jp/sports/) 秋はスポーツの秋といわれるなど、過ごしやすい気温や天気の良い日が続くなど、運動す… もっと読む
9月24~30日は「結核予防週間」です。
出典:厚生労働省ホームページ 厚生労働省では、毎年9月24日~30日を「結核予防週間」として、結核予防に関する普及啓発を行っています。 結核と感染 結核は「結核菌」よって起こる感染症です。 感染初期には症状がほとんどなく、次第に咳やたん、微熱、倦怠感(体のだるさ)など、風邪のような症状が出てきます。 結核が進行すると、咳やくしゃみ等によって空気中に結核菌が飛び散るようになり、その結核菌を吸い込むことにより周りの人に感染が拡がります。 ○ 参考ページ 病気の基礎知識 結核(肺結核) 今でも年間約15,000… もっと読む
第82回 心不全の共通点
高血圧が引き起こす心臓の病気を紹介します。 心筋梗塞 心臓自身を栄養する血管を冠(状)動脈と呼びます。 冠動脈が動脈硬化で細くなり詰まると、その血管が栄養している範囲の心筋が壊死します。 一度死んでしまった心筋細胞は再び生き返ることはありません。 不整脈 心臓は1カ所から起こった電気信号が心臓全体に伝わった後、一斉にそろって拍動します。 心臓の壁に高い圧力が続くと傷が付きます。 この傷ついた細胞が電気刺激を発すると不整脈が起きます。 本来と別の場所から電気刺激が起きると、心臓はそろって拍動することがで… もっと読む
9月9日は「救急の日」です。
9月9日は救急の日、救急の日を含む9月3日~9日を救急医療週間として、救急業務および救急医療について正しい理解と認識を深めることを目的に定められています。 出典:総務省ホームページ 「いざ」というときのために-心肺蘇生 応急手当は、突然おこった病気やけがに対して、病気やケガが重くならないようにその場に居合わせた人が手当をすることです。 呼びかけに反応がなく、呼吸がない人は心臓が停止(心停止)している可能性があります。心臓や呼吸が止まってしまった人を救うための胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸を行うことを心肺蘇… もっと読む