先日、健康診断で糖尿病が見つかった方がいました。 50歳のその男性は、ふだん元気に働き自覚症状もありません。 しかし、健康診断の結果、朝の空腹時血糖値が287㎎/dLで、糖尿病の診断基準、空腹時血糖値126㎎/dL以上を大きく上回り、はっきりとした糖尿病でした(下記表参照)。 糖尿病では、もう一つ覚えておくべき重要な検査項目があります。 HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)といい、過去1~2ヶ月間の血糖値の平均値を表します。 血糖値は採血をした瞬間の値です。 満腹時は上がり、空腹時は下がる。 常に変動をしており、… もっと読む
注意しましょう-冬はノロウイルス流行期!
感染力が強いノロウイルス 一年を通して発生していますが、特に冬場に流行します。 ノロウイルスは手指や食品などを介して感染し、感染すると腹痛や嘔吐、下痢などを引き起こします。 体調管理のほか、手洗いや食品の加熱調理、調理器具の洗浄・消毒等、予防が大切です。 感染の原因 ・ノロウイルスに汚染された食品を食べる(特に牡蠣を含む加熱不十分な二枚貝) ・感染した人が調理などをして汚染された食品を食べる ・感染した人の便や嘔吐に接触したりすることにより二次感染 など 予防 手洗い 調理を行う前、食事の前、トイレに行っ… もっと読む
体を温める
1月も中旬となり、寒さの厳しい日が続いていますね。 体を温めて、この冬も元気に乗り切りましょう! 血液の主な働き ・全身に酸素や栄養を運ぶ ・二酸化炭素や老廃物を排出させる ・細菌やウイルスから体を守る 体が温かいということは 体は冷えると血管が縮み、縮んだ血管は血液が流れくくなり、血液の循環が悪くなります。 体を温めることで血管が拡がり、血流量が増え、血液の循環が良くなります。 体が温かく、血液の循環が良いと、 ➡免疫力が高まる 風邪などのウイルスが体の中に入ってしまった場合に退治… もっと読む
第87回 室温管理で熱中症予防
梅雨から夏にかけ、熱中症に注意が必要です。 環境省によると熱中症の受診者数は年間30万~40万人にも達し、7月が最も多く、特に正午~午後3時の気温が上昇する時間帯に増加します。 熱中症の主な原因は、若者は運動、中年者は労働環境、高齢者は日常生活環境と年代ごとに異なります。 暑さに加えて気象、環境、行動、健康状態(年齢、体調、持病)なども影響し合います。 発汗で、体内の水分量やミネラルバランスが崩れると、初期には目まい、ふらつき、ほてり、生あくび、こむら返りなどが起こります。 こうした場合は、涼しい場所で体を横に… もっと読む
1月~2月は「はたちの献血」キャンペーンです
献血者が減少しがちな冬期において血液製剤の安定供給を確保するため、厚生労働省、都道府県及び日本赤十字社は、毎年1月1日から2月29日に「はたちの献血」キャンペーンを実施しています。 10代~30代の若い世代の献血者数は、この10年間で約31%も減少しています。 このまま減少が進んでいくと、血液製剤の安定供給に支障をきたす恐れがあります。 献血は身近でできる大きな社会貢献。 この機会に献血に行ってみませんか? 令和6年キャッチコピー 「その一歩が、だれかの一生になる。はたちの献血」 なぜ献血が… もっと読む
寒さが増してきました。冬場に多いヒートショックに注意!
日に日に寒さが増し、すっかり冬本番。 ゆっくりお風呂につかって温まりたい ― 寒い日の入浴は「ヒートショック」に注意が必要です。 ヒートショックとは ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急な温度の変化が体に与えるショックのことです。 急な温度の変化を体が感じることで血圧が変動し、心臓や血管に大きな負担がかかります。 寒い冬場はヒートショックに特に注意が必要で、入浴時に起こりやすいことが知られています。 急な温度変化 例えば、寒い日の入浴時 <温> 暖房の効いた暖かい部屋で過ごす ↓ <… もっと読む
第86回 地域に「健康メニュー」を
「1日30食品を目標に」と言う言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。 1985年に厚生労働省の「健康づくりのための食生活指針」で提唱されました。 その後、数にとらわれて神経質になり過ぎる、カロリーオーバーになることなどの問題点が指摘され、2000年には「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスをよく」と変わりました。 ただし、食品数が少ないと栄養素が偏りがちになるため、今でも30食品を目安とするのもよいと思います。 しかし、具だくさんみそ汁など、食品数を増やす工夫をしても、毎日この数を続けることは… もっと読む
冬場に多いヒートショック
ヒートショックとは ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急な温度の変化が体に与えるショックのことです。 急な温度の変化を体が感じることで血圧が変動し、心臓や血管に大きな負担がかかります。 寒い冬場はヒートショックに特に注意が必要で、入浴時に起こりやすいことが知られています。 急な温度変化 例えば、寒い日の入浴時 <温> 暖房の効いた暖かい部屋で過ごす ↓ <冷> 気温の低い脱衣所に行き、服を脱ぐ、冷えた浴室に入る ↓ <温> 冷えた状態からお湯につかる、入浴によって温まる ↓ <冷> … もっと読む
12月11日「胃腸の日」です。
12月11日は「胃腸の日」、「胃に(12)いい(11))」の語呂合わせです。 現在の日本OTC医薬品協会が 2002年(平成14年)に制定しました。 年末年始にかけて、忘年会やクリスマス、お正月などの行事で、食べたり飲んだりする機会が多くなります。 食べ過ぎや飲み過ぎにより、胃腸に負担をかけて 体調を崩さないよう注意しましょう。 食べ過ぎると… 食べ過ぎると、食べ物を消化・吸収する胃腸はいつも以上に働くことになって、負担がかかります。 負担がかかって疲れた胃腸はバランスを崩したり、運動がうまく行われなくなっ… もっと読む
第85回 「料理すること」で健康に
「信州メディビトネット健康七箇条」の「第一条 しっかりと理解して食べる」のコラムを書きながら、最近、料理をすること自体が健康づくりに大変良いことに気が付きました。 献立を考える、買い忘れのないように食材をそろえる、食材の組み合わせや味付けに頭をひねる、効率のいい手順を考える、火加減を調整する—など、脳トレになるほか、味覚などの感度も鍛えられます。 包丁や鍋を扱い、料理をこぼさないように運ぶなど、細やかで正確な動きが求められ、バランス感覚も鍛えられます。 買い物に出かけると、重い荷物を持って歩くため、有… もっと読む