医良人コラム

今日はバランスの良い食事をするための合言葉「まごわやさしい」と「さあにぎやか(に)いただく」を意識しながら一緒に買い物をしましょう。 最近、食事の始めに野菜を食べると健康に良いといわれます。 スーパーの野菜コーナーに近い入り口から入って、最初に野菜を選ぶと、野菜メニューが増えそうですね。 まず、旬のゴーヤやミョウガ、次にブロッコリースプラウトを買い物かごに入れてみました。 どうしても食べ慣れた食材を選びがちです。 多様性を大切に、普段は買わないけれど、健康に良さそうな食材を手に取ってみましょう。 コツ コツ… もっと読む

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(2020年7月21日(火)付MGプレスに掲載されたコラムです) 人生初体験を幾つもしました。 7月5日、所用で大分県の実家に帰省しました。 数日前から活発となった梅雨前線は、既に熊本県で大きな被害を起こしていました。 大分でも広範囲で強い雨が降り続き、周辺地域で避難勧告が出されるたびに、スマホの災害アラートが頻繁に鳴ります。 夜半から一層雨の音が激しくなりました。 実家の前には幅20㍍、深さ4㍍ほどの川があります。 普段の水位は50㌢ほどですが、あまりの雨の量に心配になり、午前5時に川の様子を見に行ったら… もっと読む

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「さあにぎやか(に)いただく」。 前回の「まごわやさしい」に比べて、知っている人は少ないと思います。 東京都健康長寿医療センター研究所が、健康長寿に関する研究成果をまとめ、2017年に策定した「健康長寿新ガイドライン」の中で、健康に良いと紹介された食品群、魚、(良質な)油、肉、牛乳、野菜、海藻、芋、卵、大豆製品、果物の頭文字を取った言葉です。 まごわやさしいと共通する部分も多いですが、高齢者のやせと栄養不足を防ぐことを主眼にしているため、油や牛乳、肉など、脂質やタンパク質を多く含む食材もあります。 ここでも「バ… もっと読む

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「まごはやさしい」 家庭科の授業などで聞いたことがある人も多いと思います。 子どもたちの食育の現場でもよく使われる、健康に良いとされる食品群の頭文字をつなげた言葉です。 ま 豆腐、納豆、味噌などの大豆製品や小豆、黒豆などの豆類 ご ごま、くり、ぎんなん、ナッツなどの種実類 わ わかめ、ひじき、のり、もずくなどの海藻類 や 野菜類 さ 青魚、小魚、鮭、貝などの魚介類 し しいたけ、しめじ、エリンギ、なめこなどのキノコ類 い じゃがいも、さつまいも、ながいも、こんにゃくなどの芋類 音が柔らかくて覚えやすいで… もっと読む

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「あなたの体はあなたの食べたものでできている」 「食という字は『人を良くする』と書く」 食事と健康に関する名言はたくさんあります。 人生100年×365日×1日3食=10万回以上にも及ぶ食事は、健康づくりの最大の要因であることは間違いありません。 しかし、食事と健康に関する情報は入り乱れていて、一体全体、何がよいのか分からない人が多いと思います。 第39(サンキュー)回目の感謝を込めて、食事をはじめ、健康情報や行動を取捨選択する際のとっておきの極意をお教えします。 「バランス」と「バラエティー」を意識す… もっと読む

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(2020年5月12日(火)付MGプレス掲載のコラム「健康の見つけ方」です) 新型コロナウイルスの感染予防のために始まった行動制限で、ウイルスによる肺炎以外にも、地域の皆さんの健康負担が肉体的にも精神的にも高まっていることを日々実感します。 ― 旅館業の休業を余儀なくされ、将来の不安を紛らわすため、毎日昼間から酒を飲んでしまい、2カ月間で11キロ太り、痛風を起こした男性。 ― 医療機関に行くとコロナに感染するかもしれないと恐れて2カ月間受診せず、降圧薬もなくなり血圧が190台まで上昇してしまったおばあちゃん… もっと読む

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(2020年4月21日(火)付MGプレス掲載のコラムです) 前回(2020年3月31日付 第36回)の新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの比較表を参考に、今回は異なる点を確認します。 新型コロナウイルスの質の悪い特徴をまとめると「長い」「高い」「ない」となります。 潜伏期間も有症状期間もインフルエンザと比べると「長い」です。 新型コロナウイルスの潜伏期間は平均5日間と言われます。 潜伏期間が長いと、その間に移動したり、人と会う機会が増えたりするため、ウイルスを拡散させやすくなります。 発症からの… もっと読む

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(2020年3月31日(火)付MGプレス掲載のコラムです) 感染拡大に歯止めがかからない「新型コロナウイルス」について、 感染症の代表であるインフルエンザと比較しながら整理しました。 ※2021年1月24日時点のデータを元に作成。 今後変わる可能性があります。 感染経路は両方とも、飛沫(ひまつ)・接触感染です。 共通点として、ウイルスは小さくて目に見えません。 「見えないけれどそこに居るかもしれない」という考え方と対応が重要です。   感染、拡散予防には、咳(せき)エチケットやマスク、手洗い、アルコール消… もっと読む

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あんずちゃんが宿題をしながら嘆いています。 「オトナはいいよね、こんな問題とかなくていいんだもん」。 おじいちゃんが反論します。 「いや、オトナだって問題山積みなんだぞ! 少子高齢化問題、地球温暖化問題、年金問題…」。 あんずちゃんはいつの間にか眠ってしまっています。 (信濃毎日新聞1月14日付「あんずちゃん」) おじいちゃんが心配する社会問題は、深刻化すると全国民の生活に重大な影響を及ぼします。 しかし不安はあっても、今現在はなんともなく過ごせているため先送りされている問題ばかりです。 いよいよ大変な状況… もっと読む

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県内の医療従事者らでつくる団体・信州メディビトネットが中心となり製作した「信州健康かるた」のお披露目大会が11日に開かれ、家族連れなど100人以上が参加して大盛況でした。 全国から集まった400以上の標語から、図書館や児童センターなどで人気投票を行い、46点を選定しました。 絵札は子どもたちに描いてもらい、A4サイズに印刷、ラミネートをして大判かるたが完成しました。   ポイントは阿部守一知事をはじめ趣旨に賛同してくれた病院や医師会などの18人・団体が、分かりやすい解説を作ってくれたことです。 &nbsp… もっと読む