医良人コラム
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第36回 感染症の心構え 普段から

(2020年3月31日(火)付MGプレス掲載のコラムです)


感染拡大に歯止めがかからない「新型コロナウイルス」について、
感染症の代表であるインフルエンザと比較しながら整理しました。

※2021年1月24日時点のデータを元に作成。 今後変わる可能性があります。

感染経路は両方とも、飛沫(ひまつ)・接触感染です。
共通点として、ウイルスは小さくて目に見えません。
「見えないけれどそこに居るかもしれない」という考え方と対応が重要です。

 

感染、拡散予防には、咳(せき)エチケットやマスク、手洗い、アルコール消毒が有効であることは間違いありません。

事実、新型コロナウイルスの予防行動が広く行われるようになったため、今冬のインフルエンザ感染者数は例年の5~6割程度に減少しています。

感染しても軽症だったり、若者を中心に症状が出なかったりすることも分かってきました。

 

混同されやすいのが「感染」「発症」の言葉の意味の違いです。

病原体が体内に居るのが「感染」。
咳や熱などの症状が出るのが「発症」です。

しかし、発症しない、もしくは症状が軽くても、他人に「感染」させることはあり得るので注意が必要です。

 

新型コロナウイルスに限らず、普段から病原体は「そこに居るかもしれない」ので「もらわない」、「体内に持っているかもしれない」ので「うつさない」という心構えと取り組みが、感染症予防の基本です。

 

(2020年3月31日(火)付MGプレスから)

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