毎年秋に、わが国の前年度の出生数や死亡数などを示す「人口動態統計」が厚生労働省より公表されます。 日本では昨年度138万人が亡くなっています。 -表1- に死因上位を示します。 数回にわたって、健康を脅かす病気を「敵」に例えてきましたが、これらの病気は、信長や秀吉、家康などの「大将クラス」といえます。 これを機会にきちんと確認しておきましょう。 本コラムでは、幼少期からの継続した生活習慣病対策と、高齢期の体力維持が健康づくりの「基本」であり「王道」であると繰り返してきました。 その視点で表の病… もっと読む
5月5日~11日は「児童福祉週間」です。
厚生労働省では、子どもの健やかな成長、子どもや家庭を取り巻く環境について、国民全体で考えることを目的に、毎年5月5日のこどもの日から1週間(5月5日~11日)を「児童福祉週間」と定めています。 令和4年度「児童福祉週間」標語 『 見つけたよ 広がる未来とつかむ夢 』 出典:厚生労働省ホームページ 厚生労働省 児童福祉週間について 信州メディビトネットも、子ども達の健やかな心身の成長を願って活動しています。 ▶信州健康かるた配布プロジェクト
新・健康生活のススメ②食事
コロナ下での”新しい日常”で意識したい6つのことを順番にお伝えしています。 今回のテーマは「食事」です。 新・健康生活のススメ② 食事 食生活でからだの調子を整える 主食・主菜・副菜の組み合わせを基本としましょう。 1日3食きちんと食事をすることも大切です。 さまざまな食品を取り入れたバランスの良い食事は、体を動かすエネルギーとなり、体の調子を整えます。 (参考) ▷長野県 信濃の国食事バランスガイド (外部リンク) これから意識してみよう!という方は、 ・夕食に小鉢をひとつ追加する ・お味噌汁の具は3… もっと読む
第50回 重要度低い病気群には
前回に続き、数ある病気を「重要度」と「頻度」の四象限に分ける整理を続けます。 C・D群は、重要度(命や要介護に関わる病気)の低い病気群です。 大半がここに含まれます。 誤解を恐れずにC・D群との接し方をお伝えします。 ①なった時に考える ②なった時は、医療者に相談する ③A群を忘れない ④悩み過ぎない です。それぞれ解説します。 ー①まだ患っていないさまざまな病気の情報収集は賢明とはいえません。 何をするかと同様に、何をしないかを考えることも重要です。 健康知識を増やしすぎて情報… もっと読む
季節の変り目、体調管理を心がけましょう。
寒い日が続いたあと、暖かな日が続き、また寒くなる- 寒暖の差が大きく、花冷えや春の雨が続いたかと思うと、また暖かい日が続いて乾燥したりと、天候の変化が大きいこの時季は体調を崩しやすくなります。 体調がすぐれないときには 無理をせず体を休める、意識的にリラックスする時間をもつなど、体調管理を心がけましょう。 また春の陽射しを感じると軽装になりがちですが、天気予報や外の気温を確認して服装を選びましょう。 基本的な生活リズムを整えましょう ・食事は規則正しく、バランス良くとりましょう … もっと読む
4月2日~8日は「発達障害啓発週間」です。
毎年4月2日は国連が定める「世界自閉症啓発デー」、 4月2日~8日は「発達障害啓発週間」です。 自閉症をはじめとする発達障害について、理解を深めるための啓発活動が行われています。 ○世界自閉症啓発デー 日本実行委員会 公式サイト http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/ 発達障害 発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害で、病気ではありません。 脳の発達の違いから、コミュニケーションや対人関係をつくることや新しいことを学習することなどを不得意とし… もっと読む
3月18日は「春の睡眠の日」です。
睡眠健康への意識を高めることを目的に、睡眠健康推進機構と日本睡眠学会により年に2回「睡眠の日」を制定しています。 ★春の睡眠の日 3月18日 ★秋の睡眠の日 9月 3日 あわせて睡眠の日の前後1週間を「睡眠健康週間」としています。 ・春の睡眠健康週間 3月11日~3月25日 ・秋の睡眠健康週間 8月27日~9月10日 睡眠には、心身の疲労を回復する働きがあります。 睡眠時間の不足や、ぐっすり眠れないなど睡眠の質が悪化すると、からだやこころが休息・回復できず、生活習慣病のリスクが高まるなど健康への影響や、集中… もっと読む
新・健康生活のススメ①運動
新型コロナウイルス対策としての”新しい日常”も3年目に入りました。 3密や人との接触を避けるために、ステイホームやリモートワークで家で過ごす時間が長くなったのではないでしょうか。 コロナ以前とは、生活スタイルも、世の中も、大きく変わった今。 ”新しい健康生活”を始めてみませんか? 新・健康生活のススメ① 運動 毎日プラス10分の身体活動を! 移動時の早歩き、料理や掃除、庭いじりなど、日常生活の中でからだの動きを増やしましょう。 人との距離に注意して、河川敷や公園などを散歩するのもよいでしょう。 座りっぱなし… もっと読む
第49回 健康づくりの「敵」確認
「敵を知り己を知れば百戦危うからず 孫子」。 今回から、健康づくりの「敵」を確認します。 健康づくりの的は、私たちの健康を損なう「病気」です。 しかし一言に病気といっても、数は数え切れず、健康法も掃いて捨てるほどあります。 大切なことを見定めるために「整理」から始めましょう。 病気を四象限に区分けして整理します。 縦軸に病気の重要度、横軸は頻度です。 重要な病気とは、がんなどの命に関わる病気や、脳梗塞などの寝たきり、要介護につながる病気です。 Aは頻度も多く、命に関わる重要度の高い病気… もっと読む
3月7日~13日は「世界緑内障週間」です
「世界緑内障週間」は、世界緑内障連盟と世界緑内障患者連盟による、緑内障を多くの方に知ってもらい、緑内障の早期発見につなげる取り組みです。 「慢性緑内障」は 日本での失明原因の第1位! 緑内障とは、視野が狭くなったり、部分的に見えない部分がでてきたりする視野の障害を起こす病気です。 病気による失明原因の第1位であり、介護が必要になる原因としても挙げられます。 40歳以上の20人に1人が緑内障と言われていますが、ほとんどの人はかなり進行するまで自覚症状がないため、緑内障患者のうち1割~2割しか治療を受けてないと… もっと読む