2019年10月16日(水) 松本市Mウィングにて開催された「世界健康首都会議」にて、
健康講座を開催いたしました。
テーマは『フレイルってなんだろう?~老化に負けないための新キーワード~』です。
講座内容
①フレイルってなんだろう?
「フレイル」とは、健康状態と要介護状態の中間の状態を指します。
人は誰でも加齢とともに、心身の機能が低下していきます。
しかし、自分の症状に自覚を持ち、意識して行動していくことで、
再び健康な状態を取り戻すことができます。
自分自身ががんばることで健康的な生活を続けていく。
「フレイル」とは、そのような意味を含む新しい言葉です。
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「フレイル」は多面的で、
身体的フレイルのほかに、精神・心理的フレイル、社会的フレイルが
相互に負の連鎖をしています。
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中でも、フレイルの主な原因となるのは、
・筋力低下
・やせ
・低栄養
です。
ご自分の筋力、体重の変化に注意して、
栄養のバランスのとれた食事をしていただくことが、一番のフレイル予防策となります。
特に、筋肉や体を作るために最も重要な栄養素が、たんぱく質です。
たんぱく質は、魚や肉、豆腐、納豆、卵などに含まれており、
1食あたり25~30gのタンパク質をとる必要があります。
たんぱく質は一度にまとめて食べるより、毎食取り入れたほうが効果的です。
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また、オーラルフレイル として下記の二つの要素が重要となってきます。
①歯を大切にする。
歯磨き→虫歯、歯周病予防
②口の筋肉を保つ
・噛む、運動する
・話す、笑う、謳う
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そして、筋力を維持するためにもう一つ必要なものが運動です。
90歳でも筋力は増強します!
楽しく体を動かして、楽しくフレイルを防ぎましょう!
ということで、②のフレイル体操に続きます。
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②フレイル体操
今回は、理学療法士の方をお招きして
フレイルを予防するための「フレイル体操」を紹介していただきました。
□バランス能力をつける「片脚立ち」
□下肢筋力をつける「スクワット」
□ふくらはぎの筋肉を付ける「ヒールレイズ」
□下肢の柔軟性、バランス能力、筋力をつける「フロントランジ」
などを教えていただきました。
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多くの参加者にご来場いただいたおかげで、
少し会場が狭く、体が動かしづらい環境ではありましたが
みんなで体を動かしました。
フレイルについては↓下記も併せてごらんください。
長野県医師会>みんなのけんこう
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おわりに
別会場では、ブースの出展もさせていただき、
「信州健康かるた」の紹介と、
読み札となる健康標語の人気投票を行いました。
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多くの方に応募いただいた健康標語を展示し、
シールを張って投票していただきました。
「全部いいこと言ってるからな~」や
「これは私も気を付けてるの!」など、
いろんな感想とともに投票していただきました。
投票してくださった皆様、ありがとうございました!!
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健康講座についても、今回は、定員が36名のところ51名と
予想以上の方のご来場をいただきました!
ただ、会場の規模と人数のバランスが悪く
体操の時など、ご参加いただいた方には、ご迷惑をおかけした部分もあったかと思います。
ご参加いただいた皆様、申し訳ありませんでした。そしてありがとうございました!!
「有意義だった」、「このような体を動かすイベントにまた参加したい」
との声もいただき、うれしい限りです。
健康講座は定期的に開催していきますので、引き続きよろしくお願い致します。