2017年2月5日(日)シルバーカフェ沢村店(松本市)にて開催いたしました。
テーマは「認知症予防とロコモ対策」です。
講座内容
第一部 認知症の予防について 中川 真人作業療法士
「認知症は複数の病気が原因になる?」「認知症は遺伝だから予防できない?」「認入れ歯の噛み合わせが悪いと認知症になりやすい?」など、20問のクイズ形式で、認知症の正しい知識と運動や食生活など日常生活での予防についてお話いただきました。
認知症はどんな人でもなる可能性があります。
「しっかり食べて」「しっかり運動」「楽しみな毎日」で、予防しましょう。
休憩時間には、コーヒーには認知症を予防する効果があると言われているとのことから、特別なコーヒー豆をその場で挽いて、丁寧にハンドドリップしていただき、参加者のみなさんで味わいました。(希望者のみ)
(ご用意いただいたコーヒー豆は、ブラジルでは有名なボンジャルリン農園の「ブルボン」とのことです)
第二部 ロコモ対策 関崎 直樹鍼灸師、百瀬 弘樹鍼灸師
前半は関崎鍼灸師から
「立つ、歩く」など日常生活をスムーズに行うために必要な体幹の筋肉を鍛える腹式呼吸と、歩行に深く関係した筋肉で転倒予防のための大腰筋トレーニングについて教えていただきました。
「使う」と「伸ばす」
筋肉の仕組みからトレーニング方法を学んだ後に、みなさんで実際に行いました。
後半は百瀬鍼灸師から
認知症は「さまざまな老化現象」と捉える東洋医学のお話と、「不調を改善させるツボ」「精神を落ち着かせるツボ」など、自分でできる代表的なツボを教えていただきました。
「ツボの探し方」「ツボの押し方」のポイントから、実際に各自で行いました。
また講座終了後に希望者のみ、お灸の体験会を行いました。
おわりに
最後にまとめとして小手川医師から
「意欲的な生活態度が認知症予防につながる」とのお話をいただき、すべての予定を終了いたしました。
今回はクイズ形式での座学、トレーニングやツボの実技、お灸体験、休憩時間にコーヒーをいれる実演など、参加型の講座を試み、
アンケートでは、
・楽しく受けさせて頂きました。自分の健康は自分で守って行きます。
・身近な問題で心当たりがあって、予防に役立てたい。
・家でできるようなツボ押しや体操を教えていただけたので、家でも実践したいと思います
など、満足度の高い感想をいただきました。
健康への関心の高さをうかがえたとともに、「健康をひろめる」ための活動に少しでも貢献できたのではないかと嬉しく思います。