肝炎とは 肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり、肝臓の細胞が壊される病態です。 日本においては、B型肝炎ウイルスあるいはC型肝炎ウイルス感染による肝炎がその多くを占めています。 感染時期が明確ではないことや自覚症状がないことが多いため、本人が気づかないうちに肝硬変や肝がんへ移行がみられます。 肝炎デー 世界保健機関(WHO)は、2011年から毎年7月28日を「世界肝炎デー」と定め、ウイルス性肝炎のまん延防止と患者・感染者への差別・偏見の解消、感染予防の推進を図ることを目的とした啓発活動を実施しています。 日本でも同日… もっと読む
マダニに注意しましょう!
海や山にお出かけが多くなる時期ですね。楽しい行楽シーズンですが、医療者の視点で、気を付けてほしいこととして、「アウトドアシーズンに注意したい、虫によって起きる感染症」を紹介します リケッチア症 リケッチアという微生物による感染症です。 ダニやツツガムシなどを介して感染します。 日本で見られるリケッチア症は主に2種類あります。 治療が遅れると重症化して死に至ることもあるので注意が必要です。 ① 日本紅斑熱 • マダニを媒介して感染する • 潜伏期間は2〜8日 • 中心が黒いかさぶた状で周辺が赤くなる刺し… もっと読む
7月は「愛の血液助け合い運動」月間です。
輸血用血液は長期保存ができません。 少子高齢化などの影響により、将来、輸血などに必要な血液の不足が懸念される中、 夏季は、長期休暇などにより学校や企業からの献血への協力が得にくくなります。 輸血用血液を年間を通じて安定的に確保できるよう、7月1日から31日までの1ヶ月間、「愛の血液助け合い運動」が展開されます。 献血の種類 全血献血 血液中のすべての成分を献血する方法です。 (400mL献血、200mL献血) 成分献血 成分採血装置を使用して血小板や血しょうだけを献血する方法です。 長野県内の献血ルー… もっと読む
熱中症を予防しましょう!
7月は「熱中症予防強化月間」です。 熱中症は、高温多湿な環境の中で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調整機能がうまく働かないことによって様々な症状が起こります。 熱中症は予防が大切です! 日を遮る場所や風通しの良い場所で過ごしたり、こまめな水分補給で熱中症を予防しましょう。 主な症状 軽度:めまい、立ちくらみ、生あくび、発汗 中度:頭痛、吐き気、倦怠感 重度:意識がない、けいれん、高体温 熱中症が発生しやすい条件 ・気温が高い、湿度が高い、風がない、日差しが強い、急に暑くなった日 ・体調がすぐれない、熱… もっと読む
食中毒に注意しましょう!
梅雨のこの時期は湿度が高く、これからの時期は気温が高くなり、細菌を原因とする食中毒が増えてきます。 食中毒とは、細菌やウイルスが付着した食品や有毒・有害な物質が含まれた食品を食べることによって、腹痛・下痢・発熱などが起こる病気です。 手洗いや低温保存、加熱などを行い、食中毒を防ぎましょう! ★★お弁当には、保冷バック+保冷剤★★ 「予防3原則」 ①「つけない」洗う!分ける! 手にはさまざまな雑菌が付着しています。 食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、必ず手を洗いましょう。 ・ 調理を始める前 ・ 生… もっと読む
6月14日は「世界献血者デー」です。
献血とは、病気やケガにより血液を必要としている患者さんのために、健康な方が無償で血液を提供することです。 血液は人工的に作ることができず、生きた細胞のため有効期限があります。 そのため、日々、血液は必要になります。 世界献血者デーは、献血者に感謝するとともに、血液製剤を必要とする病気やケガをした人たちのために献血が欠かせないこと、献血活動を広く認識してもらう日です。 6月14日には、ABO式血液型を発見し、ノーベル生理学・医学賞を受賞したカール・ラントスタイナーの誕生日という特別な意味があります。 長… もっと読む
6月は「リウマチ月間」です。
日本リウマチ財団では、リウマチ性疾患に関する認識を深め、正しい知識を普及・啓発するため、毎年6月を「リウマチ月間」としています。 リウマチは関節や関節周囲の骨、筋肉などに痛みやこわばりが起きる疾患です。 リウマチ性疾患の中でもっとも患者数が多い関節リウマチは、 免疫機能に異常が生じて、抗体が自分の関節を攻撃してしまい炎症をおこす炎症性自己免疫疾患です。 関節に炎症が続くと、骨が徐々に破壊され、関節が変形し、日常生活に支障をきたすようになります。 関節リウマチのチェックポイント ☑ 朝、手がこわばる ☑ 左右対称に関… もっと読む
6月4日~6月10日は「歯と口の健康週間」です。
「歯と口の健康週間」は、 厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が1958年(昭和33年)から実施している週間です。 ・歯と口の健康に関する正しい知識の普及啓発 ・歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着 ・歯科疾患の早期発見・早期治療の徹底 平成29年度 「歯と口の健康週間」標語 『「おいしい」と 「元気」を支える 丈夫な歯 』 お口のケアを実践して、お口の健康が維持できると、自分の歯でしっかり噛むことができ、充実した食生活をおくることができます。 最近では、80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「802… もっと読む
5月31日~6月6日は「禁煙週間」です。
世界保健機関(WHO)は、毎年5月31日を世界禁煙デーと定めており、 5月31日の世界禁煙デーから6月6日までの一週間は「禁煙週間」です。 喫煙は、がん、脳卒中や心筋梗塞、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、さまざまな病気の原因になります。 タバコの煙と受動喫煙 タバコの煙には、ニコチンやタール、一酸化炭素などの有害物質が多く含まれています。 主流煙(しゅりゅうえん):タバコから直接吸い込む煙 呼出煙(こしゅつえん) :主流煙が吐き出された煙 副流煙(ふくりゅうえん):火のついたタバコの先から立ち上る煙 呼出煙と副流… もっと読む
5月25日~5月31日は「脳卒中週間」です。
脳卒中は、わが国の死因の第4位を占め、患者数は平成23年の厚生労働省患者調査では124万人に達しています。 日本脳卒中協会では、脳卒中に関する知識を広め、一般市民の脳卒中に関する理解を高めることを目的に、平成14年から毎年5月25日から31日を「脳卒中週間」と定め、脳卒中に関する啓発活動を行っています。 平成29年度「脳卒中週間」標語 『すぐ消えた まひやしびれも すぐ受診』 日本脳卒中協会