健康のススメ
19/9/20

お酒と上手に付き合おう


適量のお酒は気分をリラックスさせ、血管を広げて血液の流れをよくするなどの一方、飲み過ぎは気分が悪くなったり、長期間の飲み過ぎは身体に深刻な影響を及ぼします。

お酒と病気

過度の飲酒は生活習慣病など、さまざまな病気の原因となります。
高血圧症
中性脂肪の増加
高尿酸血症・痛風
糖尿病
膵炎

お酒はほどほどに-適量を知りましょう

体内に入ったアルコールは肝臓で分解・代謝され、尿や汗として体外に排出されます。
この時間は、例えば体重60kgの人が日本酒1合(180ml)を飲んだ場合、3~4時間程度かかり、体質など個人差によりもっと長い時間を要するなど異なります。

適量の目安とされる「節度ある適度な飲酒」は、1日平均純アルコールで約20g程度です。

お酒の種類

アルコール度数

純アルコール量

清酒

1合180ml

15%

22g

ビール

中瓶1本500ml

5%

20g

ウイスキー・ブランデー

ダブル60ml)

43%

20g

ワイン

1杯120ml

12%

12g

※「厚生労働省 アルコール 主な酒類の換算の目安  https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html#A51」より

◆少量の飲酒で顔が赤くなる等のアルコール代謝能力の低い人や女性、 65歳以上の高齢者などは、この量よりも少なめを適量と考えましょう。
◆肝機能が低下している方、血圧の高い方は飲酒を極力控えなくてはいけません。
◆飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません。

お酒との上手な付き合い方の工夫

◆ゆっくり飲む
・適量範囲で、自分のペースでゆっくり飲みましょう。
・水と一緒に飲んだり、アルコールの強いお酒は薄めて飲みましょう。
・空腹状態でのお酒を飲むと、胃を刺激して粘膜に負担がかかります。食べながら飲みましょう。
◆長い時間、飲まない
・終了時間を決めてみましょう。
・会食は一次会で切り上げましょう。
◆休肝日を設ける
・一週間の中で飲まない曜日を決める、飲んだ翌日は飲まないなど休肝日を設けましょう。
・家にお酒の買い置きはしないようにしましょう。
・お酒以外の楽しみや過ごし方を見つけましょう。


酒は百薬の長、されど万病の元

お酒は楽しく適量で、お酒との上手な付き合い方を心掛けましょう。