「は(8)い(1)」の語呂合わせから日本呼吸器学会は8月1日を肺の日に制定し、呼吸器疾患についての情報を伝え、病気の予防のための啓蒙活動を推し進めるのを目的に、肺の大切さを呼びかけています。
肺のはたらき
鼻と口から入った空気は気管をとおり、肺の中へ入ります。
肺は、空気中の酸素をからだの中に取り入れて、二酸化炭素をからだの外に出すはたらきをしています。
この交換が呼吸です。
肺と病気(呼吸器疾患)
近年増加がみられています。
・肺がん
気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
肺に慢性の炎症が起きて、肺胞が破壊されたり気管支が細くなって、
□□息苦しさや咳、痰などの症状が続く病気です。
・睡眠時無呼吸症候群
眠っている間に呼吸が止まってしまい、無呼吸状態になる病気です。
肺と喫煙
たばこを吸うことにより気管支や肺胞に炎症が起こり、肺機能の低下や低下を早くさせ、またさまざまな病気の原因となります。
呼吸機能検査(スパイロメトリー)
呼吸機能は20歳代をピークに加齢とともに低下していきます。
肺がどのくらいの量の空気を吸い込むことができるか、どのくらいの速さで吐き出すことができるかを調べる検査に、呼吸機能検査(スパイロメトリー)があります。
呼吸の機能を測ることで、見た目ではわからない肺の健康状態を知る手がかりとなります。