県内の医療従事者らでつくる団体・信州メディビトネットが中心となり製作した「信州健康かるた」のお披露目大会が11日に開かれ、家族連れなど100人以上が参加して大盛況でした。
全国から集まった400以上の標語から、図書館や児童センターなどで人気投票を行い、46点を選定しました。
絵札は子どもたちに描いてもらい、A4サイズに印刷、ラミネートをして大判かるたが完成しました。
ポイントは阿部守一知事をはじめ趣旨に賛同してくれた病院や医師会などの18人・団体が、分かりやすい解説を作ってくれたことです。
例えば、 標語…「せ」「咳が出たら すぐにマスクと 咳エチケット」
解説…咳やくしゃみのしぶきの中には病原体がいる可能性があり、インフルエンザや風邪などを感染させる原因になります。
咳やくしゃみが出るときにはマスクをして、人に向けてしないようにします。
手のひらで受けた場合は、すぐに手を洗いましょう
(咳エチケットは、咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖などで口や鼻を押さえることです)
=信州大付属病院感染制御室
この内容は、新型コロナウイルス肺炎が流行しているから話題にするのではなく、幼少期から誰もが知っておくべきことです。
こうした「健康」の基礎知識を伝えること、家族で健康を話題にしてもらうことが健康かるたの目的です。
実物を見た人からは高い評価をもらい、かるたを分けてほしいという声も複数ありました。
今後は、保育園や児童センター、子ども食堂などを巡回して、広めていく計画です。
かるた大会の会場でのボランティアを募集しています。
私自身もですが、この活動は、他には代えがたい「やりがい」が得られます。
(2020年2月25日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)
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