骨盤底筋群とは?
骨盤の底にある筋肉のあつまりです。
尿道括約筋、肛門挙筋などのいくつかの筋肉が合わさって、
ハンモックのように腸や膀胱などの内臓を支えて、
尿道や肛門などの排泄口を開閉する働きをしています。
衰えるとどうなる?
加齢や女性の場合には出産によって、緩んだり、縮んで硬くなったり骨盤底筋群の筋肉の働きが低下してくると、過活動膀胱や尿漏れが起こります。
骨盤底筋体操をやってみよう!
過活動膀胱や軽い尿漏れは骨盤底筋群を鍛えることで防ぐことができます。
骨盤底筋体操とは、尿道・肛門・腟を締める緩めるを繰り返すことで骨盤底筋群を鍛えて、尿漏れなどを予防、改善する体操です。
60~90%の人に効果があると言われています。
「画像提供:日本メドトロニック」
① 尿道・肛門・腟をぎゅっと内側にむけてゆっくりと締めて、3秒間ほど静止します。
②その後、ゆっくり緩めます。これを2~3回繰り返します。
③ 引き締める時間を少しずつ延ばしていきます。
○1回5分間程度から始めて、10分~20分まで、少しずつ増やしていきましょう。
テレビなどを見ながら、続けるのも良いでしょう。
○いろいろなポーズで行ってみましょう。
・仰向けで寝て、膝を立てて行います。
・床に膝をついて、クッションなどの上にひじを立てて、手に頭を乗せて行います。
・テーブルに手をついて行います。
・座って行います。
尿漏れや、頻尿でお悩みの方は、骨盤底筋群のトレーニングを始めてみましょう!