女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援するため、厚生労働省は毎年3月1日~8日を「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開することとしています。
○ 厚生労働省 女性の健康づくり
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/woman/
○ 厚生労働省 女性の健康についての情報提供サイト
「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」
http://w-health.jp/
女性ホルモン
女性の身体に深く関係しているのが女性ホルモンです。
思春期から更年期まで、およそ一ヶ月単位の一定の周期によって卵巣から分泌され、40歳代後半から50歳代の更年期に急激に減少していきます。
女性ホルモンは妊娠に備える体をつくり、出産に耐えうる状態に保とうとします。
また骨のカルシウムが溶け出すのを防いだり、自律神経のバランスを整えたりと、骨、脳、心臓や血管、皮膚や粘膜、関節や筋肉、自律神経、免疫機能にも作用し、女性の心身を守ろうとしています。
女性に多い病気(参考ページ)
◆月経困難症(子宮内膜症・子宮腺筋症)
□強い月経痛など、日常生活に支障が生じるほどの状態です。月経に伴って起こる症状は腹部膨満感、吐き気、頭痛などさまざまな症状があり、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因となる場合があります。
◆更年期障害
□更年期とは閉経前後の5年間を指し、この時期に女性ホルモンのバランスが変化するために身体的・精神的な不調を起こします。
◆骨粗鬆症
□加齢や長年の生活習慣などにより、骨の量が減って骨がもろくなってしまい、骨折をしやすくなる病気です。
◆子宮筋腫
□子宮の筋肉に良性の腫瘍ができる病気です。
◆乳腺疾患(良性)
□乳房に痛みやしこりができます。良性は乳腺症、乳腺炎、線維腺腫などです。