どんな病気
胆汁は肝臓で作られ十二指腸に流れ込む消化液です。
この胆汁を蓄えておくのが胆のう、胆のうと肝臓、十二指腸をつなぐのが胆管です。
「日本医師会ホームページ
https://www.med.or.jp/chishiki/tanseki/001.html 」より引用
細菌感染により胆のうが炎症を起こすと胆のう炎、胆管が炎症を起こす胆管炎となります。炎症を起こすきっかけの多くは胆石です。
【胆石の位置】
「日本医師会ホームページ
https://www.med.or.jp/chishiki/tanseki/001.html 」より引用
原因
腸内細菌による感染が主な原因です。
胆のう炎・胆管炎の患者の多くに胆石が見られ、胆石が詰まり、胆汁の流れが悪くなりそこに細菌が感染して起きます。
手術後や、別の病気の影響で発病することもあります。
症状
急性の場合は、食後しばらくしてから、みぞおちや右上腹部の痛みます。時に肩や背中に痛みを感じることもあります。
・発熱や悪寒
・黄疸:白目が黄色くなる、尿が茶褐色やコーラ色になる
検査
血液検査
白血球数やCRP値など炎症の数値や肝胆道系酵素の上昇を検査します。
腹部超音波(エコー)検査、CT、MRI検査
胆のうの腫れや胆石の有無や胆石のある場所などを検査します。
治療
症状が軽い場合は、点滴で水分と電解質を補い、絶飲食で消化管を安静にします。
あわせて抗生剤と鎮痛剤などの投与を行います。
胆石がある場合は、内視鏡で胆管の胆石を取り除いたり、手術で胆のうを摘出します。
ホームドクターからのアドバイス
脂肪分の多い食事を摂り過ぎないように注意します。
また胆石が出来てしまう原因には、アルコール、脂肪肝、加齢、女性ホルモンの影響なども考えられますので、規則正しい食事や運動といった生活習慣による予防が大事です。
急性胆のう炎は盲腸炎のように早期に手術をすることで回復が早くなります。胆石を持っている方に腹痛、発熱が見られた際には早めに病院を受診しましょう。
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参考リンク
初診に適した科
消化器内科、内科
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