「98.9g」。
日本人の1日平均果物摂取量です。
100gにわずかに届かず「もう少し」と感じるかもしれませんが、実は全く足りません。1日の果物の摂取目標は200g(可食部)以上です。200gの目安は、リンゴ、ナシ、カキ、モモは各1個、温州ミカン、キウイ、バナナ各2つです。
「一日一個のリンゴで医者いらず」「朝の果物は金」。
野菜と同じく果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、私たち動物の体内ではつくることのできない栄養素が豊富で、がん、高血圧、動脈硬化などの予防効果が認められています。
香りや酸味、清涼感、幸福感など五感を刺激して脳の活性化や心にもプラスの作用をしてくれます。
高カロリーと誤解されがちですが、果物は100g当たり50㎉前後なので200g食べても100㎉程です。
100g当たりチョコレート557㎉、ドーナツ375㎉と比べて、果物は低カロリーなスイーツといえます。
糖尿病患者さんでも、治療指針では毎日80㎉(みかん2個程度)の果物を食べることを勧めています。
「fruitful」と言う英単語は「実りの多い、有益な」という意味があります。
日本語でも成果や結果などに「果」という漢字を使いますね。普段からたくさん果物を食べると、健康面で「fruitfulな効果」が期待できます!
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先日、信濃毎日新聞の記事で「信州健康かるた展」のチラシの一部内容へのご指摘をいただきました。「子どもたちや地域の健康づくり」以外の意図は決してありませんが、誤解を与えかねない内容によって、教育委員会、教育機関、ご支援いただいている皆さまにご迷惑、ご心配をお掛けしたことを心よりおわびします。
今後もこの地域での健康づくり活動に励みますので、私たちの取り組みを応援いただけますと幸いです。
(2022年6月7日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)
※2023.04.01現在、『信州健康かるた配布プロジェクト』は終了しております。