家族が体調を崩したり、病気になったりしたときに、
一番早く、敏感に気付くのが子どもかもしれません。
しかしそれは、健康の大切さを大人から教えられないとできないことです。
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町会の会合で向かいに座った先輩お父さんのお話です。
ある時、家でお子さんが突然泣き出したそうです。
なぜ泣いているのか分からずに奥さまに尋ねると、
「学校でたばこは、がんや肺気腫になって命に関わる」と教えられ、
目の前でたばこを吸いだしたお父さんを見て「死んじゃう!」と、泣いたというのです。
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お父さんは、それっきりたばこをやめたそうです。
子どもの涙がお父さんをたばこの害から救うことができたのです。
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「継続は力なり」の格言やイソップ童話の「アリとキリギリス」など、
子どものころに耳にした言葉や物語の本当の意味を、
大人になって「そういうことだったのか」と理解した体験はありませんか?
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幼少期にはぴんとこなくても、聞いたことがあれば、
何かの機会に大切なことを理解する素地となる。
これが、絵本の読み聞かせや道徳の授業などの大切さの理由の一つだと思います。
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「健康づくり」でも同じ方法が使えないだろうか―と考え、
今年から長野県オリジナルの「信州健康かるた」の製作に取り組んでいます。
子どもたちには、言葉遊びを通じて基本的な健康知識を自然に身に着けてもらいます。
大人になってから生活習慣を変えるのは大変困難です。
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医療者が100回伝えるよりも、
子どもたちが、健康かるたで覚えた標語を家庭で披露してくれた方が、
より大人の心に響くかもしれません。
子どもにも大人にも健康意識が広がることを想像しながら楽しく製作しています。
信州メディビトネットでは「ピンコロするため骨骨貯筋」など健康に関する標語やサポーターを募集中です。
詳細はホームページでどうぞ。
(2019年10月8日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)
※健康標語の募集は、掲載当時のものです。
信州健康かるた、完成しています!!
ぜひ、信州健康かるたのページもあわせてご覧ください
https://main.medibito.net/kenko-karuta