10月は手足口病・マイコプラズマ肺炎が例年の同時期と比べてかなり多い状況でした。
そして、これからインフルエンザの流行時期がやってきます。
予防接種(インフルエンザワクチンを接種)しても効果が発揮されるまでには約2週間かかるため、流行前に予防接種を受けておきましょう。
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インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
かぜと同じく熱・鼻水・咳などの症状がみられますが、一般的なかぜに比べて急に高熱となり、頭痛や筋肉、関節の痛みなどの全身の症状が強くでます。
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感染と流行
◆感染
人から人へ、咳やくしゃみで飛び散ったインフルエンザウイルスによる飛沫感染です。
流行性があるため、いったん流行が始まると短期間に多くの人へ感染がひろがります。
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◆流行
例年12月下旬頃から3月にかけてです。
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予防接種(インフルエンザワクチン)
◆効果
・インフルエンザに感染する確率を減らす(かかりにくくする)
・インフルエンザにかかった場合、重症化を防ぐ
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◆接種時期
予防効果は、ワクチン接種後 2週間頃からおよそ5カ月間 効果が持続します。
12月下旬頃から3月にかけてが流行の最盛期となることが多いので、11月から12月上旬頃までに接種を済ませましょう。
ただし、ほかのワクチンには接種間隔の規定があるものがあるため、接種スケジュールについて不明な場合には、かかりつけ医にご相談ください。
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◆予防接種後の腫れや赤みについて
ワクチン注射後に、注射した部分が腫れたり、赤みが出ることがあります。
ほとんどの場合は2~3日で徐々におさまっていきますが、気になるときは濡れタオルや保冷剤をくるんだタオルで冷やすのもよいでしょう。
長引いたり、症状がひどくなってきたりしたら、必ず予防接種を受けた医療機関を受診しましょう。
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