日本高血圧学会と日本高血圧協会は、高血圧の予防や啓発を目的に毎月17日を「減塩の日」、5月17日を「高血圧の日」と制定しています。
血圧とは、血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力のことです。
血圧は常に変動しており、通常は朝の目覚めとともに上昇し、日中は高く、夜間・睡眠中は低くなります。また、冬は夏より高くなります。
高血圧
血圧が正常より高い場合を高血圧といいます。
*家庭血圧 最高血圧 135mmHg以上
□□□□□□最低血圧 85mmHg以上
高血圧になると血管に常に負担がかかるため、血管の内壁が傷ついたり、柔軟性がなくなって固くなったりして、動脈硬化を引き起こします。
□○ 参考ページ みんなの健康百科-病気の基礎知識-高血圧症
減塩
塩分をとり過ぎると体内に水分が蓄積し、血流量を増加させ、血圧が上昇します。
この血圧が高い状態が続くと、高血圧症、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こしやすくなります。
◆減塩の工夫例◆
・しょうゆやソースなどは直接かけずに、小皿にわけてつけて食べる
・うま味のある食品を使う(しいたけ、昆布、かつおだしなど)
・香辛料や薬味を利用する
・酸味を利用する(レモン汁、酢の物など)
・旬のものや新鮮な食材を用いて食材の持ち味をいかす、加工食品はなるべく使わない
・煮物などは食塩を無駄なく利用するために、片栗粉を使ってとろみをつける
毎日測って、血圧の管理をはじめてみましょう。