どんな病気
かぜなどをきっかけに細菌やウイルスが中耳(ちゅうじ)に入りこんで、炎症を起きた状態が、急性中耳炎です。
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とくに生後6カ月から小学校に入るくらいまでの子どもに多く、何度も繰り返すことがあります。
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原因
細菌やウィルスが耳に入り、「中耳」という部分に炎症を起こして、膿などがたまります。
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https://www.astellas.com/jp/health/healthcare/ より引用
成人と子供の耳管の違い
https://www.astellas.com/jp/health/healthcare/ より引用
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子供の耳管は、大人に比べて角度が水平に近いために、鼻腔内の細菌やウイルスが中耳に入りやすく、入った後は出づらくなります。
そのため、子供は中耳炎になりやすいといわれています。
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分類
急性中耳炎以外の主な中耳炎
滲出(しんしゅつ)性中耳炎:急性中耳炎後に、中耳に水分が溜まった状態です。
慢性中耳炎:細菌や真菌(カビ)などの炎症が長く続きます。
真珠腫(しんじゅしゅ)性中耳炎:真珠腫と呼ばれるできものができて、手術が必要になります。
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症状
かぜやインフルエンザなどの感染症の後に、急に耳が痛くなった時に中耳炎を疑います。
耳の痛み、耳だれ、発熱などが主な症状です。
耳が聞こえにくくなることもあります。
赤ちゃんの場合、耳の痛みを伝えられないため、機嫌が悪い、耳をさわるといやがる、首を振るなどのしぐさに注意してください。
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検査
耳鏡で鼓膜の状態を確認します。
小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版 より引用
聴力検査、ティンパノメトリー(音圧で鼓膜の動きを調べる検査)、細菌培養検査なども行うことがあります。
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治療
症状が軽いうちは、抗生物質の飲み薬や解熱鎮痛薬で治療します。
膿がたまって改善しない場合には、鼓膜を切開して膿を出すこともあります。
治療が不十分だと滲出性中耳炎や慢性中耳炎になってしまうこともあるので、しっかりと治療を受けましょう。
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ホームドクターからのアドバイス
急性中耳炎は、かぜをきっかけに発症することが多いため、ふだんからうがいや手洗いなどのかぜの予防が大切です。
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• 鼻水はこまめにとりましょう。
• 鼻は反対側の鼻を押さえて、片方ずつ優しくかむことが大切です。
• 優しくかむと鼻から耳管に圧力がかかって、耳管が拡張するため、中耳にたまった膿が鼻の方に抜け出やすくなります。
• 逆に鼻を強くかみすぎると、鼻から耳管や中耳に細菌などを送り込むことがあるので、注意が必要です。
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耳が痛い場合は、冷たいタオルなどを耳の後ろに当てると楽になります。
成人になってからの中耳炎は、耳管が詰まってしまう別の病気が隠れていることがあります。きちんと耳鼻科で診察を受けましょう。
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参考リンク
○ 日本医師会 白クマ先生の子ども診療所
○ エリエール 正しい鼻のかみ方
初診に適した科
耳鼻科、小児科
頼りになる病院
まずはお近くのかかりつけ医の先生にご相談ください。
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