健康のススメ
20/2/26

食品に含まれる5つの栄養素

栄養素の働き

生物が外界から食物を得て、生長し、活力を保ち続ける身体の営みを栄養といい、栄養の源になる物質を栄養素といいます。
食品に含まれるさまざまな栄養素は、身体にとり入れられ消化・吸収されると、大きく3つの働きをします。
 ● からだをつくる
 ● エネルギー(熱や力)になる
 ● からだの調子を整える

五大栄養素

食品には5つの栄養素が含まれています。

栄養素

働き

 炭水化物

 エネルギーとなる

 脂質

 エネルギー源となるほか、身体の組織をつくる

 たんぱく質

 筋肉や血など身体をつくるもとになる

 無機質

 骨や歯をつくるもとになる

 身体の調子を整える

 ビタミン

 身体の調子を整える

各栄養素が多く含まれる食品

栄養素

多く含まれる食品

 炭水化物

 米、パン、めん類、いも類

 脂質

 バター、乳製品、植物油、肉・魚に含まれる油脂

 たんぱく質

 肉、魚、卵、豆類

 無機質

 牛乳、乳製品、小魚、海藻類、小松菜

 ビタミン

 ビタミンA:にんじん、かぼちゃ、トマト

 ビタミンB1・B2:豚肉、豆類、卵

 ビタミンC:野菜、果物

 ビタミンD:魚、卵、きのこ類

バランスよくとる

栄養素には、体を健康な状態に保つための重要な働きがあります。
それぞれの栄養素の働きが関わりあうことで体の状態が健康に保たれますが、食生活が乱れて食事の内容に偏りがあると、とり入れた栄養素が十分に働くことができなかったり、足りない栄養素によりさまざまな症状を引き起こすこともあります。

バランスよくとることが大切です。
主食、主菜、副菜を組み合わせて、
1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいか、考えてみましょう。
参考 ○厚生労働省・農林水産省 「食事バランスガイド」
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/index.html