健康のススメ
18/10/26

呼吸のはなし

呼吸

呼吸とは、息を吸って、吐くこと。
体に酸素を取り込み、二酸化炭素を出すという働きがあります。

口や鼻から入った空気は、のどから気管を通って肺に送られます。
肺では空気の中の酸素を血液の中に取りこんで体のすみずみに送りとどけ、いらなくなった二酸化炭素を出しています。

1回の呼吸の量はおよそ500ミリリットル、吸った空気には酸素、吐いた空気には二酸化炭素が含まれています。

肺の動き

肺には筋肉がないため、自分から動くことはできません。
肺は肺の周りの骨や筋肉が動くことのより、膨らんだり、縮んだりしています。

肺を包むように肋骨や筋肉で形成された胸腔と、底にはドーム状の横隔膜があり伸縮運動をおこないます。
・横隔膜が下がると胸腔が膨らみ、肺の中に空気が入る
・横隔膜が上がると胸腔は縮み、肺の中の空気が出る

腹式呼吸

私たちはふだん「胸式呼吸」をしています。
呼吸法は大きくわけるとほかに、息を吸いながらお腹をふくらませ、息を吐きながらお腹をへこませる「胸式呼吸」があります。

腹式呼吸には自律神経のバランスを整えたり、免疫力を高めたり、リラックス効果などの効果があるといわれています。

◆腹式呼吸のやり方◆
①背筋を伸ばして、お腹の上に手をあてます。
②鼻からゆっくり息を吸い込みながら、お腹をふくらませます。
丹田(おへその下)に空気をためていくイメージです。
③口からゆっくり息を吐き出しながら、お腹をへこまします。
出しきるように、吸い込むときの倍くらいの時間をかけて吐くのがポイントです。
(例:5秒かけて吸って、10秒かけてゆっくり吐く)
*椅子に座るか、仰向けで行いましょう。
*1日5回くらいから始めましょう。
*体調に合わせて、無理なく楽しみながらやりましょう。