医良人コラム
22/4/11

第50回 重要度低い病気群には

前回に続き、数ある病気を「重要度」と「頻度」の四象限に分ける整理を続けます。

 

 

C・D群は、重要度(命や要介護に関わる病気)の低い病気群です。

大半がここに含まれます。

誤解を恐れずにC・D群との接し方をお伝えします。

①なった時に考える

②なった時は、医療者に相談する

③A群を忘れない

④悩み過ぎない

です。それぞれ解説します。

ー①まだ患っていないさまざまな病気の情報収集は賢明とはいえません。

何をするかと同様に、何をしないかを考えることも重要です。

健康知識を増やしすぎて情報に振り回されるよりも、その時間と健康を有効に使ってください。

ー②D群の中には、

▷悩み・不安=髪、副鼻腔炎、口臭、加齢臭、むくみ

▷加齢による変化=目、難聴、尿

▷痛みやしびれ=肩腰膝痛、神経痛、結石

▷なかなか治らない=アレルギー性鼻炎、耳鳴り、皮膚炎、水虫

▷体質=胸やけ、便、冷え性、下肢静脈瘤

など、悩ましい病気が多く含まれます。

製薬メーカーは病名の啓発に力を入れ、健康法や健康食品も頻度の多いD群を対象にしたものがあふれています。

迷う前に一度医療機関にご相談ください。

ー③私たちは、毎日の忙しさに追われがちです。

しかし、未来への備えにエネルギーを注ぐことが将来大きな差となります。

同様に、D群はA群から目をそらさせて、さらに重要度を増したA群に気付かせない危険性があります。

そういった意味でもD群は悩ましい病気といえます。

C・D群の治療を始めた後も、並行してA群への健康対策を忘れずにお願いします。

ー④D群への一番の対策は「受け入れる」ことです。

こだわり過ぎず悩み過ぎず、適度な距離感が上手なお付き合いの秘訣です。

 

 

(2020年12月8日(火)付MGプレスから)

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