医良人コラム
20/3/9

第25回 がんと向き合うRFL


リレー・フォー・ライフ(RFL)をご存じでしょうか?
24時間歩きながら、がん患者さんや家族を支援し、地域全体でがんと向き合うチャリティーイベントです。

1985年、米国の医師が、アメリカ対がん協会のために寄付を集めようと24時間走り続けたことが始まりです。
その後世界中に広まり、現在は30カ国で毎年400万人以上が参加し、日本でも今年は約50カ所で開催されます。


RFLには「祝う、偲(しの)ぶ、立ち向かう」という3つのテーマがあります。
がんと闘っている方を敬い、励まし、がんを乗り越え今を生きている方をたたえ、1年ぶりに再会できたことを祝福します。
歩きながらがんで亡くなった方を偲び、普段忘れているかけがえのない命を意識し、身近にいる人たちの大切さを再認識します。


ルミナリエセレモニーに続く夜通しウオークは、「明けない夜はない」という希望の朝日を会場のみんなで共有します。




日本人の死因の1位はがんです。
2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなります。
RFLでは、全ての人ががんに立ち向かう必要性を、がん経験者や医療者が心から伝えます。


音楽や講演などさまざまな催しがあり、
飲食ブースでは無償提供されたたくさんの食材を使ってボランティアさんが24時間料理を作ってくれるので、
がん経験のない方も楽しめます。
参加協力金(1000円、サバイバー・学生は無料)や売り上げ、寄付金は日本対がん協会を通して、
がん研究や検診の啓発、無料の電話相談などの活動に充てられます。


RFL信州まつもとは9月7日正午~8日正午、松本市のやまびこドームで開催されます。
信州メディビトネットも子どもたちと一緒に健康について考える企画で参加します。
個人、当日参加、1周だけの夜通しウオークもOK。時間がある方はぜひお越しください。

※イベントは2019年9月のもので、現在は終了しています。
興味のおありの方は、信州メディビトネットの開催報告をご覧ください。

(2019年8月27日(火)付MGプレスから)



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