朝晩、涼しくなり、14日は「スポーツの日」。
「運動の秋」を実践しやすい季節になりました。
スポーツ庁のホームページに「スポーツ」と言う言葉の由来が紹介されています。
それによると、「由来はラテン語の『deportare(デポルターレ)』という単語。デポルターレは『運び去る、運搬する』の意。転じて『気分転換、元気の回復』。『日々の生活から離れる』気晴らしや遊び、楽しみ、休養といった要素を指します。これらがスポーツの本質であり、人生を楽しく、健康的で生き生きとするものです」(一部略)とあります。
スポーツには、体に及ぼす影響だけでなく、気分転換のほか、ストレスや疲労を「運び去る」という効果があり、この言葉の由来は的を得ていますね。
「運ぶ」の「運」の字は「運動」にも使われます
「運」と「動」の文字を詳しく調べてみました。
運には「はこぶ」「巡る」「動き回る」という意味があり、「動」は、人が力強い腕で重い袋を持ちあげている象形文字だそうです。
合わせると、まさに人が重い袋を担いで動かして運ぶ「運動」をしている姿を現しています。
洋の東西を問わず、スポーツと運動は、「運んで動かす」という同じ意味が語源というのも面白いですね。
運動は「運を動かす」とも読めます。
体を動かすと、運勢を動かし、運気の上昇につながると考えると、運動に取り組みたくなりませんか?
歩く距離を少しだけ長くする。
エレベーターでなく階段を使う。
待ち時間に筋トレをしてみる。
小さな運動の積み重ねで、「少しずつ運気が上向いているぞ」と、イメージしながらすると、前向きになれます。
「運」には「巡りあわせ」の意味もあります。
外に出て運動に取り組むと、人に巡り会い、運が縁になり、運命の人に出会えるかもしれません。
気持ちのよい秋の空の下、さあ外へ運動に出かけましょう。
(2024年10月8日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)