今回は炭水化物の基本をまとめます。
炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の総称です。
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まず炭水化物を多く含む食品群を大きく4つのグループに分けて整理すると理解しやすくなります。
①穀物(米、麦、トウモロコシ)、イモなど世界中で主食とされる食品
②果物
③砂糖や菓子、清涼飲料水など
④その他
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①と②には、糖質と食物繊維両方が含まれ、なおかつビタミンやミネラルなど他の栄養素も多く含みます。
③は、ほぼ糖質だけです。
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栄養素が不足することは体に良くないと直感的に感じますね。
炭水化物が不足すると健康づくりにどのように影響を及ぼすのでしょうか。
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私たちの体はじっとしていても、心臓や肺は24時間休むことなく働き続けてくれています。
これを「基礎代謝」エネルギーと呼び、通常の1日の消費エネルギーの60%ほどを占めています。
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総摂取エネルギーが、基礎代謝量を下回ると、生命活動を維持するために体を構成しているタンパク質や脂肪が分解されてエネルギーを作り出します。
過度の炭水化物制限が、健康的とは言えないと繰り返してきたのはこのためです。
食物繊維は、便秘予防などの整腸効果や、消化吸収を緩やかにするため、血糖値やコレステロール値などを抑える働きがあります。
食物繊維はカルシウムと並んで、日本人に不足している栄養素の代表です
そういった意味でも①と②を減らしすぎる理由はありません。
そもそも①は「主食」ですので、極端に減らす食事は自然ではないですね。
糖質を減らしなら、まずは③から始めましょう。
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肥満や糖尿病の食事対策を行う際には、個人の持病や体型によって異なりますし、他の栄養素との関連や計算式があるため、栄養士の先生に相談することをお勧めします。
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本年も1年間ありがとうございました。
来年もご一緒にますます「長野健民」を目指しましょう!
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(2021年12月28日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)
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