健康のススメ
17/6/5

消化のよいもの(胃腸の調子が悪い時の食事)

お腹の調子が悪いとき、「消化のよいものを口にしましょう」と言われます。
消化のよいものとはどんなものなのでしょう。

「 消化する時間がかからない → 胃腸に負担がかからない 」
消化吸収に時間のかかる食物繊維や脂分が少なく、胃に残っている時間が短く、胃への負担が少ないものです。また香辛料やカフェイン、アルコールは胃腸粘膜を刺激します。

消化のしくみ

口から入った食べ物は食道を通り、胃に運ばれます。
胃の中に食べ物が運ばれると、胃壁は蠕動(ぜんどう)運動を開始し、胃液(消化酵素、胃酸)を分泌します。
消化酵素はたんぱく質などを分解し、胃酸はその強い酸性によって食べ物を殺菌します。
食物は胃で粥状になり、小腸へと向かいます。

調理方法や食べ方

・細かく切る
・柔らかく煮る
・温かいものを食べる
・小分けに食べる
・油脂は控える
・薄味にする

ポイント! 食品をやわらかく調理しましょう

適した食品例

穀類

お粥、うどん、食パン

野菜

大根、かぶ、人参、白菜、キャベツ、かぼちゃ、じゃがいも、里芋

果物

りんご、バナナ

肉類

鶏のササミなど脂が少ない肉

魚介類

タラ、カレイなど脂が少ない白身魚

卵類

その他

豆腐、ヨーグルト、白湯

ポイント! できるだけ食物繊維や脂肪が少ない食品を選びましょう

 

食事は、ゆっくりよくかんで食べましょう