平成26年10月1日から高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種になりました。
この制度では、今までに成人用肺炎球菌ワクチン(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)を接種したことがない方を対象に、2023年度までに1人1回、定期接種の機会を設けています。
■2023年度までは、
・該当する年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方
・60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方
は、定期接種の対象となります。
※2019年度においては、2018年度末に100歳以上の方は定期接種の対象となります。
■対象となる年度においてのみ、公費補助で接種を受けることができます。(※詳しくはお住いの市町村にお問い合わせください。)
肺炎球菌-肺炎球菌感染症
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この肺炎球菌は、主に気道の分泌物に含まれており、高齢者の約3~5%に常在しているとされます。これらの菌が気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
近年、肺炎は死因上位の病気です。肺炎によって亡くなる人のうち65歳以上の方が多くみられ、最も多い原因は肺炎球菌という細菌による感染です。
(参考)2019年4月1日~2020年3月31日までの対象の方
今までに成人用肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方で、
1.対象となる方
2019年度に |
生年月日 |
65歳となる方 |
昭和29年4月2日生 ~ 昭和30年4月1日生 |
70歳となる方 |
昭和24年4月2日生 ~ 昭和25年4月1日生 |
75歳となる方 |
昭和19年4月2日生 ~ 昭和20年4月1日生 |
80歳となる方 |
昭和14年4月2日生 ~ 昭和15年4月1日生 |
85歳となる方 |
昭和 9年4月2日生 ~ 昭和10年4月1日生 |
90歳となる方 |
昭和 4年4月2日生 ~ 昭和 5年4月1日生 |
95歳となる方 |
大正13年4月2日生 ~ 大正14年4月1日生 |
100歳以上となる方 |
大正 9年4月1日以前生 |
2.60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方