毎年、9月15日の「敬老の日」に合わせて、厚生労働省が100歳を迎えた方の長寿を祝して表彰をします。

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今年、100歳になられた方は、全国でなんと5万2310人もいました。
100歳以上の総人数は、9万9763人で、前年より4644人も増えており、近い将来10万人を超える見通しです。
100歳以上の人数は、表彰が始まった1963年には全国で153人だけでしたが、81年に千人を超え、98年に1万人、2012年に5万人を突破。
55年連続で増え続けています。
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まさに「人生100年時代」が現実となりました。
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この表彰は、長年にわたり社会に貢献したことに感謝を示すとともに、広く国民に高齢者福祉についての関心と理解を深めることを目的としています。
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厚労省は、国内最高齢の114歳の賀川滋子さんの最近の状況を紹介しています。
「大和郡山市内のご自宅で生活されています。目がいいので普段はテレビを見たり新聞を読んだりしています。デイサービスでは書道もされています。産婦人科医、内科医として80歳過ぎまで活躍、往診でたくさん歩いて足が強いことが今の元気の源です。毎日3食きちんと食べ、決まった時間に寝て起きて、毎日を普段通り過ごされています」。
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長野県は、100歳以上の割合が人口10万人当たり133.92人。
全国第5位。
さすが長寿県です。
同省は、地域で話題の高齢者として、106歳の下平繁さんを紹介しています。
「伊那市の男性最高齢者です。高校教師として校長や教育委員長を務められました。現在でも、野菜や米作りに勤しみ、食事は栄養バランスを考え自身で献立を立てています。認知症予防として就寝前の歌や数独パズルにも取り組んでいます」。
二人ともしっかりと食べて、よく体を動かし、意欲をもって日々を送っている。
これが長寿の秘訣のようですね。
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(2025年9月23日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)









