高齢者向け、介護向けの栄養補助食品はドラッグストアや各メーカーのホームページ、インターネットショップ、介護用食品のカタログなどで購入ができます。
高齢者は自分で商品を選んだり、注文したりすることが難しいため、家族が代わりに購入しているようです。
購入時に気をつける点は、栄養ドリンク、エネルギー補給ゼリー、ビタミンゼリー、プロテイン製品など、栄養補助食品に似た、さまざまな商品が販売されていることです。
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購入間違いがないように、代表的な液体タイプの商品を紹介します(五十音順)。
アイソカル(ネスレ)、クリミール(森永乳業)、テルミール(ニュートリー)、ファインケア(キューピー)、プロキュアZ(日清オイリオ)、メイバランス(明治)。
いかがですか?
大きな食品、飲料メーカーが参入していて、需要がそれだけ大きいことが分かります。
大手メーカーが力を入れることで、味も飲みやすい商品が多く、バニラ、コーヒー、フルーツなどの基本的な味に加えて、ゴマや小豆味、甘くないコーンスープ味などもあり、お気に入りの商品がきっと見つかることでしょう。
価格は1個200円前後が多く、1日に数本飲む方もいますが、糖尿病や慢性腎臓病、肥満の方は摂り過ぎに注意が必要な場合があるため、かかりつけ医にご確認ください。
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重要なポイントは、飲むタイミングです。

栄養補助食品は、栄養価が高いため、通常の食事の前に摂取してしまうとおなかがいっぱいになってしまって、最も大事な食事自体が食べられなくなる方がいます。
栄養補助食品は、食後やおやつ代わりの食間、もしくは寝る前などの捕食として摂取してください。
1度に飲み切れず、小分けに飲む方もいますが、高栄養のため雑菌も繁殖しやすいといわれます。
開封後は冷蔵庫で保管し、なるべく早めに飲み切ってください。
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(2025年7月8日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)