日本脳卒中協会は、脳卒中に関する知識を広め、理解を高めることを目的に、毎年5月25日から31日を「脳卒中週間」と定め、脳卒中に関する啓発活動を行っています。
2020年度標語 「脳卒中 知って学んで 予防する」
脳卒中は冬に多いというイメージがありますが、脳卒中の中で多い脳の血管が詰まって起こる「脳梗塞」の発症は、年間では春に少なく、6~8月から増加がみられます。
脳卒中とは
脳の血管が詰まる(脳梗塞)か、破れる(脳出血)ことによって、脳に血液が届かなくなったり、脳が圧迫されることによって、脳の神経細胞が障害される病気です。
脳の神経細胞が障害されると、麻痺や言語障害、意識障害などの症状が現れます。
片方の手足が動かしづらい、しびれる、しゃべりづらいなどが起こった時には、脳卒中が疑われます。
○ 参考ページ みんなの健康百科-病気の基礎知識- 脳卒中
日頃から気を付けたいこと
*意識して血圧をチェックし、自分の平均血圧を把握するようにしましょう。
*バランスの良い食生活、血圧を上昇させないよう塩分をひかえましょう。
*お酒はほどほどに。飲みすぎると動脈硬化や高血圧などさまざまな病気を引き起こします。
*運動は血糖値や血圧を下げます。ウォーキングなど短時間でも毎日続ける習慣をつけ、適度に運動をしましょう。
*暖かい場所から急激に寒いところへ移動すると、心臓の負担になり、血圧が急上昇し脳卒中を引き起こす危険が高まります。急激な温度変化を避けましょう。
*排便時のりきみで血圧が上昇します。寒暖差にも注意して、りきみ過ぎないようにしましょう。
*ストレスをため込まないよう、リラックスする時間をもちましょう。
片方の手足が動かしづらい、しびれる、しゃべりづらいなどが起こった時には
ただちに救急病院を受診をしましょう。