「モチベーション」を高めて、維持するための工夫の続きで、二つのことを紹介します。
一つは、家族や体操教室、運動サークルの仲間と一緒に取り組むこと。
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励ましたり、ほめ合ったり、共感して認め合ったり。
これが一番、効果が高いかもしれません。
ちなみに運動やダイエットに取り組んでいる仲間には、背中をほめてあげましょう。
背中は自分では見えないからこそ、評価されるとうれしくなりモチベーションが高まります。
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もう一つは外的要因を高めることです。
この目的で「健幸ポイント」を取り入れる自治体が増えています。
ウォーキングの歩数や、健康診断や健康プログラムへの参加、健康クイズへの回答に応じてポイントがたまります。
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獲得したポイントは地元の商店で使える商品券に交換できたり、寄付ができたり。
このような行政機関の取り組みは「ポピュレーションアプローチ」(83、84回参照)と呼ばれます。
さらに、ゲーム性を取り入れると楽しく続けられます。
例えば、歩いた歩数が、甲州街道や中山道をどこまで進んでいるか表示されるアプリがあります。
ランキングが表示され、仲間で競い合い、頑張り具合が共有できます。
心理学的にやる気を引き出す工夫、参加が楽しくなる仕組みが散りばめられています。
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前回から「モチベーションを上げる工夫」をたくさん紹介してきました。
しかし、やる気を出させる工夫をせず、淡々と始めてみるという手法もあります。
東京大の脳科学者の教授は「人間はやる気が出たから行動するのではなく、行動するからやる気が出てくる生き物である」と説き、やる気がゼロでも「まず始めてみる」ことを勧めています。
私もこのコラムを書く際に、伝えたいことがまとまっている時にはスラスラスイなのですが、仕事が忙しく、考える余力が少ない時にはモチベーションが湧かないことがあります。
そんな時、まずはパソコンを開いて書き出してみると不思議と筆が進みます。
(2026年2月17日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)









