副鼻腔炎(蓄膿症)

どんな病気

副鼻腔炎は、鼻腔の周囲にある副鼻腔に炎症が起こった状態です。

副鼻腔炎には「急性副鼻腔炎」と「慢性副鼻腔炎」があります。
急性副鼻腔炎をしっかりと治さないと慢性副鼻腔炎に移行することがあります。

慢性副鼻腔炎は、一般に「蓄膿症」と呼ばれます。

原因

急性副鼻腔炎はほとんどの場合、かぜによる鼻腔粘膜の炎症が原因となります。

まれに、むし歯や けがからの細菌感染が原因となることもあります。

慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎から移行するものが多いのですが、原因がはっきりしない場合も多く見られます。

慢性化する主な原因は、鼻と副鼻腔との通路が閉じてしまうことです。

もともと骨格的に通路が細かったり、アレルギー性鼻炎がよって鼻の粘膜がむくんでいることなどが関係します。

気管支喘息に伴って起きる特殊な慢性副鼻腔炎もあります。

また、アレルギー性鼻炎患者の増加に伴って、難治性の「好酸球性副鼻腔炎」が増加しています。

症状

急性副鼻腔炎

鼻づまりや、膿が混じった鼻汁、悪臭が見られます。

副鼻腔に溜まった鼻汁が少しずつ喉に流れ込むため(後鼻漏:こうびろう)、痰がらみや咳がでます。

炎症を起こして副鼻腔が腫れるため、おでこや頬、鼻の付け根などに痛みを感じることがあります。

下を向くと痛みが強くなることが特徴です。

慢性副鼻腔炎

長期間(3か月以上)にわたって、鼻づまりや、膿が混じった鼻汁、悪臭が見られます。

慢性的な咳、嗅覚障害(臭いがわからない)なども伴います。

鼻づまりが続くため、口呼吸になります。

痛みは感じないことがほとんどです。

鼻づまりの症状でよく似たものにアレルギー性鼻炎があります。

アレルギー性鼻炎の鼻汁はさらさらとした透明なことが多いのですが、慢性副鼻腔炎は、色が濃い粘った鼻汁となります。

慢性副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎を合併することも珍しくありません。

検査

鼻腔鏡、内視鏡検査

膿性鼻汁や鼻茸(はなたけ:鼻のポリープ)を確認します。

レントゲン検査、CT検査

副鼻腔の炎症や、鼻汁の貯留の具合を確認します。

治療

急性副鼻腔炎

抗生物質や粘膜のむくみを抑える消炎薬、つまった鼻汁を分解するための薬などを組み合わせて治療を行います。

慢性副鼻腔炎になってしまわないように、早期にしっかりと治療することが大切です。

慢性副鼻腔炎

去痰薬やマクロライド系の抗菌薬を少量ずつ長期に使用すると有効なことがあります。

薬剤による治療を数カ月行っても効果が不十分な場合には、内視鏡を使用した手術が行われます。

子どもの場合、副鼻腔は発達段階にあり、手術をすると歯の発育や顔の形に影響を与えることもあるので、原則として15歳くらいまでは手術は行いません。

ホームドクターからのアドバイス

急性副鼻腔炎はかぜをきっかけに発症することが多いため、ふだんからうがいや手洗いなどのかぜの予防が大切です。

また、骨格や体質などの要素が関係するため、発症を繰り返してしまう方が多い病気です。

かぜをひいて副鼻腔炎になったことがある方は、かぜをひいた際には、早めに医療機関を受診してしっかりと治療を受けましょう。

慢性副鼻腔炎は、鼻づまりや慢性的な咳、口臭など不快な症状が続き、悩まされている方が多い病気です。

小児の慢性副鼻腔炎

とくに、小児では、口呼吸によって骨格の発達に影響を及ぼします。

鼻づまりによって、睡眠不足や酸素濃度の低下、集中力の低下など、学習面でも影響が出るといわれています。

長期間になりますが、しっかりと治療を受けましょう。

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参考リンク

いしゃまち

初診に適した科

耳鼻科、小児科、内科

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