出血した

!ポイント

「基本は圧迫止血法! 洗浄と止血を行いましょう」

対処

①水道などの流水で傷を十分に洗う

とくに土やかけらが残ると感染を起こしたり、傷跡になります。

②出血がおさまらなければ、圧迫止血を行う

清潔なガーゼやハンカチで出血している傷そのものを直接圧迫する

 

 

HelC+より引用

※ できれば、傷は心臓より高い位置にできると血が止まりやすい

※ 他の人の処置をするときには、お互いの感染予防のためにビニール袋やゴム手袋をして処置をしましょう

③血がにじんできたらガーゼやハンカチを重ねてきつめに包帯を巻く

なかなか血が止まらない場合には、医療機関を受診しましょう。

救急車を呼ぶ ・出血が大量で止まらない
・噴水のように噴き出る出血
・けいれんしている
・意識がない
すぐに
医療機関を受診
・出血は多くないけれど、なかなか止まらない
・ガラスなどが刺さって取り除けない
・指の曲げ伸ばしが出来ない
・傷が深い、大きい
・動物に咬まれた出血

《参考》出血量の判断

重症度 出血量(ml) 症状
無症状 0〜500 精神的不安、立ちくらみ程度
軽症ショック 500〜1,200 軽度の頻脈、軽度の血圧低下、手足が冷たくなる
中等度ショック 1,200〜1,800 頻脈、血圧低下、顔や唇が青白くなる
重症ショック 1,800〜 意識がなくなる、呼吸が弱くなる、チアノーゼ、反射低下

止血後の傷の処置の注意点

消毒薬

傷ついた組織に刺激やダメージを与えてしまって、かえって治りにくくなるため、感染がない場合にはあまり使用されなくなってきています。

傷を乾かす

傷は乾かした方が治りづらく、逆に湿潤(湿った)環境の方が早く治ることがわかってきました。

傷をはやく治す絆創膏などが市販されています。

※感染をおこしている傷には使用してはいけません。

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