どんな病気
蕁麻疹(じんましん)は、皮膚が地図状に赤く盛り上がる膨疹(ぼうしん)が特徴です。
しばらくすると消えてしまうことも特徴です。
多くは痒み(かゆみ)を伴います。
「 http://www.miyake-naika.or.jp/13_medemiru/kodomo_jinmasin.html 」より引用
原因
• アレルギー性のものと、非アレルギー性のものがあります。
• 蕁麻疹の原因、誘因はさまざまです。
誰にでも蕁麻疹を起こすわけではなく、体質と、何かしらかの原因による刺激が組合わさった時に症状が現れます。
【原因・誘因】
食物 |
魚介類(サバ、マグロ、サンマ、エビ、カニなど) 肉類(豚肉、牛肉、鶏肉など) 卵、乳製品(鶏卵、牛乳、チーズなど) 穀類・野菜(大豆、小麦、ソバなど) |
食品添加物 |
人工色素(黄色、赤色など)、防腐剤(パラベンなど) |
薬剤 |
抗生物質、解熱鎮痛薬、咳止めなど 健康食品、サプリメント |
植物・昆虫 |
イラクサ、ゴム、ハチなど |
物理的刺激 |
擦過・圧迫(下着など)、寒冷、温熱、日光、振動(マッサージ器など) |
その他 |
全身性疾患:血液疾患、膠原病、血清病、風邪など 疲労、ストレス、運動、発汗など |
症状
• 皮膚が突然赤く盛り上がる:大きさや形はさまざまで、地図の形に例えられます。
膨疹は、数分から数時間で消えることがほとんどですが、半日から一日程度続くこともあります。
古いものと、別の場所の新しいものが混在していることも特徴です。
• かゆみ
検査
アレルギー検査
皮膚検査や血液検査でアレルギーがあるかを検査します。
血液検査
アレルギー検査のほかに、肝機能や腎機能、炎症反応などの検査をします。
物理的な刺激が疑われる場合
誘因となる刺激を加えて実際に蕁麻疹が起こるか確認します。
薬が疑われる場合
ごくわずかの量の薬を実際に飲んだり注射してみて蕁麻疹が現れるかを確認します。
治療
症状やそれまでの経過などをあわせて治療を行います。
• できるだけ原因・悪化因子を探し、それらを取り除いて、避けるようにします。
薬物療法
抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を使用します。
ステロイド薬も症状に応じて用いられることがあります。
ホームドクターからのアドバイス
受診時
蕁麻疹が現れる前に、何を食べたか、何か薬を飲んだか、どんなことがあったかなど、思い当たることがあれば医療機関に伝えましょう。
日常生活での注意点
• 蕁麻疹の原因がわかっている場合は、それらを避けるようにします。
防腐剤や色素を含む食品は控える、皮膚を圧迫する下着をつけない、疲労やストレスを溜めないなど
• 蕁麻疹が起こった際に、食べ物の影響が疑われる時には、その前に口にした食事を原材料(卵、小麦粉など)ごとにリストにしておきます。
次回にもし起こった際に比較すると原因が特定できる可能性があります。
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参考リンク
○ 日本医師会 健康の森 病気をチェック! じんましん
○ 日本皮膚科学会
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