緑内障

介護が必要となった原因疾患 第12位(視覚・聴覚障害)

 

どんな病気

緑内障とは、視野が狭くなったり、部分的に見えない部分がでてきたりする視野の障害を起こす病気です。

日本での失明原因の第1位が慢性緑内障です。
40歳以上の20人に1人が緑内障と言われていて、日本での患者数は400万~500万人いると推測されています。

片方の目で見えない部分があっても、両目では視野を補い合うため、ほとんどの人は、かなり進行するまで自覚症状がありません。

眼圧は10~20㎜Hgが正常値です。
21mmHg以上で眼圧が高いと診断され、眼圧が高いほど進行が早まります。

原因

http://www.ntg40.jp/know/type.html より引用

加齢が原因で起こる緑内障
原発性開放隅角(かいほうぐうかく)緑内障

• 繊維柱帯という部分が詰まり、目の中を流れる房水(ぼうすい:眼球の中をみたす体液)の排出が少なくなって眼圧が上昇します。
• 正常眼圧緑内障とよばれる眼圧が上昇しないタイプの緑内障もあります。

原発性閉塞隅角(へいそくぐうかく)緑内障

• 隅角が狭くなり、閉じてしまうことによって眼圧が上昇します。
• 急性に閉窒隅角緑内障を起こすこともあります。
• 40歳以上で遠視の症状がある小柄な女性に多くみられます。
• 急に隅角が完全に閉じてしまい、眼圧が急上昇して、激しい眼痛、頭痛が起こります。
• 放置すると数時間から数日で失明することがあります。
• 下向きになると隅角がとじやすくなるため、閉塞隅角緑内障と診断された方は、うつ伏せ向きを避けてください。

加齢以外の原因で起こる緑内障
先天性緑内障

• 生まれつき隅角に異常を持っていて、眼圧が高くなっています。

続発性閉塞隅角(へいそくぐうかく)緑内障

糖尿病やけがなどが原因で隅角が閉じてしまって、眼圧が上昇します。

症状

急性型の緑内障

• 原発性閉塞隅角緑内障の方に起こすことがあります。
• 突然激しい目の痛みや頭痛や、吐き気などの症状が現れます。
• 光のまわりに虹がかかったように見えます。
• 目が充血します。
• すみやかに処置をしないと失明する危険性があります。

慢性型の緑内障

• 10年以上かけてゆっくりと進みます。
• 自覚症状がほとんどなくて、気づいた時にはかなり進行していることが多く、健康診断などで偶然に気づかれることがあります。

検査

眼圧検査・隅角検査・眼底(視神経)検査・画像解析検査などがあります。

治療

急性型の緑内障

縮瞳薬の点眼薬や利尿薬の点滴などで眼圧を下げます。
必要があれば、すぐにレーザーなどで手術が必要になることもあります。

慢性型の緑内障

視野異常が進行していない場合は、まず薬物による治療(主に点眼薬)で治療を開始します。
眼圧は13mmHg以下か、元の眼圧より約30%下げることを目標にします。

薬物では眼圧が十分に低下しない場合や、視野異常の進行が止まらない場合、閉塞隅角緑内障にはレーザー治療や手術治療が行われます。

診断された後は、自覚症状がなくても放置せずに生涯にわたる管理が必要となります。
処方された目薬はきちんと使用方法や回数を守って使用を継続しましょう。

ホームドクターからのアドバイス

緑内障は「早期発見・治療の継続」がカギです

緑内障は10年以上かけてゆっくりと進行します。
進行するまで自覚症状は出ないため、緑内障患者のうち1~2割程度しか治療を受けていないと推測されています。
さらに、治療を受けている人のうち2/3が、視野が欠けるなどを自覚してから(=緑内障が進行てから)受診しています。

一度欠けてしまった視野が元に戻ることはありません。
緑内障を早期に発見して、治療によって眼圧をしっかり管理できれば、多くの場合は失明まで至ることはありません。

40歳を過ぎたら、自覚症状がなくても定期的に眼科の検診を受けることが大切です。

また、さきに白内障の手術をすると眼圧が下がることがあります。
どの治療法を選ぶか、眼科の先生とよくご相談ください。

もっと調べる

参考リンク

日本眼科医会
日本眼科医会 目薬の使い方
〇 緑内障フレンド・ネットワーク
pfizer

初診に適した科

眼科

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