医良人コラム
26/5/18

第141回 3月がピーク つらい花粉症

春。

私にとっても悩ましい花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の季節がやってきました。

花粉症の中で最も罹患者数が多いのがスギ花粉症です。

2019年の調査では、その罹患率は全国民の38.8%に達しています。

1998年は16.2%だったので、約20年で2倍以上に増加。

3人に1人が悩むまさに国民病です。

花粉症は、鼻汁やくしゃみが出るだけで、命に関わるわけではないので、花粉症状ではない人には、そのつらさは理解しづらいものです。

しかし、鼻閉によって頭痛や集中力が低下したり、眠りが浅くなり日中の眠気で労働や勉学の能率が低下したり。

交通事故のリスクにもつながります。

医療費や薬剤費、労働生産性の低下などを考慮すると、花粉症による国内の年間経済的損失は4兆円を超えるとも報告されています。

そのため、環境省、林野庁、気象庁、厚生労働省、経済産業省などが力を合わせて、花粉症の対策、啓発に力を入れています。

1個のスギ雄花の中には花粉が約40万個も入っているそうです。

成熟した1本のスギの木には、数千個〜1万個の雄花が付くので、数十億個の花粉が放出されることになります。

さらに、日本には数十億本のスギがあると推計されます。

掛け算をすると、日本全体で1800京個のスギ花粉が飛散しており、人口1人当たり約1500億個もの花粉が降りかかっている計算になります。

数字遊びですが、目の前に黄色い吹雪が見えてきませんか?

夏の気温が高かった翌年は花粉量が多くなる傾向があります。

中信地域のスギ花粉の飛散ピークは3月中旬から下旬にかけて。

これからです。

花粉症によって仕事や勉強のパフォーマンスを低下させないためにも、我慢せずにかかりつけ医にご相談ください。

(2026年3月10日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)