医良人コラム
26/2/20

第138回 「目標」と「目的」で前向きに

明けましておめでとうございます。

皆さん、新年の目標は立てましたか?

「目標」という言葉は、健康づくりでもよく使われます。

高血圧、糖尿病、脂質異常症で、かかりつけ医療機関に受診されていらっしゃる方は、受診時に「達成目標」や「行動目標」を医師と相談していると思います。

具体的には「4カ月後に1㎏体重を減らすことを達成目標にしましょう」や、そのために「夜20時以降は食事を控える」という行動目標です。

健康づくりは継続することが最も大切ですので、4カ月でマイナス3㎏という厳しい目標よりも、4ヵ月ごとに1㎏ずつ1年間で3㎏の減量という達成できそうな目標を長く続ける具合です。

なりたい姿を目標に掲げると道しるべになりますし、万が一、時間とともに気持ちが緩んできた時に立ち返る場所にもなります。

今を時めくメジャーリーグの大谷翔平選手も、高校入学時に将来の明確な目標を掲げ、その目標に向かって正しい方向の努力を積み重ねた結果、現在の実力を勝ち得ました。

目標と似た言葉に「目的」と言う言葉もあります。

目的も健康づくりには重要です。

しかし、目的を達成するための筋力トレーニングを例に挙げると、それ自体が目的になってしまっていることがあります。

するとなかなか意欲が湧かず、気づけば「我慢大会」のようになり、続けることが難しくなります。

受験のために英語を学ぶことが目的でしょうか?

英語を使って興味のある分野の勉強ができることや、英語を生かして幅広い仕事をすることが本当の目的であり、英語を学ぶこと自体はそのための「手段」といえます。

筋力トレーニングも健康を維持するための手段の一つです。

例えば、好きな卓球を楽しみながら長く続けたい、という目的のための手段として筋力トレーニングにも励むー。と目的と手段を明確にすると前向きな気持ちで取り組めます。

新年を機に「目標」と「目的」を整理してみましょう。

(2026年1月20日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)