医良人コラム
24/11/2

第107回 無理せず継続が「力」に

皆さん、四股を踏みましたか?

前回のコラムで、四股の最後に横綱土俵入りを思い浮かべ、低い姿勢から両足をにじらせ、せり上がることをお勧めしました。

私もやってみて気付きましたが、この動作は下半身全体の筋肉が鍛えられます。

四股を左右1回ずつ踏んで、せり上がりを1回。

これを4(し)、5(こ)セット、MGプレスの読後にさっそく挑戦してみましょう!

ただし、急に運動をしてけがをしないようにお願いします。

運動を行うにあたっての注意点を確認しましょう。

• 持病や体調、天候(気温湿度など)に気を付ける。

• 適宜水分や栄養補給を行う。

• 準備運動、クールダウンを行う。

• 正しいフォームを心がける(ウォーキングも、筋トレも、フォームのきれいさが大切。効果も高まりけがの予防にもなります。自分の姿を見るため、鏡を使ったり、動画を撮ったりするのもいいでしょう)。

• 速度や回数を求めず、量より質(きれいなフォームで鍛えている個所を意識し、ゆっくり丁寧に行うのが効果的。特に筋トレは、反動を使わないように)。

• 若い頃の自分のイメージは横においておく。

• 急に無理をせず、徐々に慣らしていく。

• 呼吸を止めない(息を止めると心臓や血管に負担がかかります)。

• やり過ぎは禁物(スポーツ選手を目指すわけではなく、目的は健康づくり。やり過ぎは健康を害します)。

• 痛い時は無理をせず、痛みが引いてきたら安静にし過ぎず。

• 運動は、一度に行う必要はありません(1日数回に分けたり、時間や曜日ごとに運動種目や鍛える箇所を変えたりしてもいいです。そうすると体全体がまんべんなく鍛えられ、1カ所に負担や疲労が蓄積しません。日替わり定食ならぬ、「日替わり運動」が飽きずに続けられるこつです)。

• 継続することが「力」になります。

(2024年6月18日(火)付MGプレス「健康の見つけ方」から)

👈第106回 効果“横綱”相撲の「四股」

👉第108回 運動は「百薬の長」