手荒れ

どんな病気

手は皮脂腺が少なく、水仕事や空気の乾燥などで皮脂と水分が失われやすい部位です。

手荒れは、手や指の表面が乾燥や傷がついた状態で、ガサガサしたり亀裂(きれつ)が起こります。亀裂が入った状態は「ひび割れ」「あかぎれ」と呼ばれます。

亀裂部分はアレルギー物質などの刺激を受けやすくなり、皮膚がさらに炎症を起こす悪循環となります。

原因

外的刺激による皮脂減少

主婦、飲食店員、美容業、事務職員、作業員の方など、手を使う人に出来やすい傾向があります。

◇お湯、洗剤(食器や洗濯用の洗剤、石けんなど)、パソコン、紙類など

冬場の空気の乾燥

アレルギー物質

◇パーマ液、染毛剤、香料、消毒液、ゴム手袋、金属類など

症状

• カサカサする

• かゆみ

• 亀裂:血が滲んだり、痛み

• かぶれ

治療

薬物療法

• 保湿剤を使用します。

• ひびが入り割れた部分には絆創膏などで保護します。

• アレルギー物質を避けるようにします。

ホームドクターからのアドバイス

日常生活で気を付けること

• 薬やハンドクリームで手を保護しましょう。

(就寝時などはハンドクリームを塗り、木綿の手袋をはめると効果的です。)

• 保温して血液の流れをよくしましょう。

• 手洗いの回数を減らすだけでも効果があります。

水仕事時には、ビニール手袋を使用しましょう。

ただし、天然ゴムのゴム手袋にはアレルギーを起こす成分が含まれているため、塩化ビニールの手袋が安全です。

• 水仕事前に皮膚の表面をコーティーングするクリームを塗ることもよい対策です。

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参考リンク

日本皮膚科学会

初診に適した科

皮膚科

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