どんな病気
虫垂炎は、一般には「盲腸炎」で知られています。
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虫垂と呼ばれる盲腸(右下腹部の小腸から大腸につながった部分)の先に突き出た5~10㎝ほどの突起物に、細菌が感染して化膿性の炎症が起こる病気です。
10歳代から20歳代に最も多く見られます。
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「日本医師会ホームページ」より引用
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原因
虫垂内に異物や糞石(ふんせき:消化管内の食べ物や消化液などが消化管内で固まったもの)が詰まって、細菌に感染することによって発症します。
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症状
初期症状
• みぞおちあたりの痛み、吐き気
• 幼児の場合には、初期症状として微熱と腹痛が見られることも多い
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その後の症状
• みぞおち付近から右下腹部へ痛みが移動する
□押さえると痛い範囲が明確になってくる
• 発熱(37℃代の微熱のことが多い)
• 食欲不振、吐き気、嘔吐
• 便秘もしくは下痢を伴うことがある
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検査
触診
右下腹部を押した時の痛み(圧痛)の程度をみます。
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血液検査
体の状態を検査します。
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腹部超音波検査、CT検査
虫垂の状態(腫れや炎症の有無や広がり)や糞石の有無を検査します。
他に病気がないかも判断できます。
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治療
薬物療法
炎症が軽い場合は抗生物質を投与して 経過観察を行います。
炎症が治まっても、再発するリスクがあります。
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手術
最近では腹腔鏡を用いた虫垂切除術が可能です。
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ホームドクターからのアドバイス
• 小児の場合は急激に悪化する場合もあるため、すぐに受診しましょう。
(参考)日本小児外科学会 小児外科専門医のいる病院・小児外科で治療する病気
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• 腹痛を起こす病気はたくさんあるため、なかなか虫垂炎の診断がつかない場合があります。
右下腹部の痛みが続く場合には、なるべく早くかかりつけ医を受診しましょう。
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もっと調べる
参考リンク
○ 日本医師会 健康の森 病気をチェック! 虫垂炎
○ 日本小児外科学会 急性虫垂炎
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初診に適した科
消化器内科、小児の場合は小児科または小児外科
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頼りになる病院
まずはお近くのかかりつけ医の先生にご相談ください。
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